筋トレで血糖値は下がるのか!

今日は、

宇佐神クリニックでの健康教室でした。

昨年の6月から、

毎月一回、健康教室の講師として、

皆様に正しい運動の知識と実践方法について

お伝えしてきました。

中高年や、

特に還暦を過ぎたあたりから、

ほとんど方が、肩腰膝などの関節障害、生活習慣病と言われる高血圧、高脂血症、肥満、動脈効果、糖尿病、心疾患などの内疾患が出てきます。

これらを改善するために生活習慣を変えていく事が重要なのですが、

頭でわかっていても、なかなか実践できないのが現状です。

現在、国内で、糖尿病と診断された数は、1100万人。

病院に行かず隠れ糖尿病と言われている数は、1300万人いるそうです。

宇佐神クリニックで毎月開催している健康教室にも、

実際に、糖尿病を患っている方や、血糖値が高めの方が多いです。

「普段、血糖値を下げる為に何かやっていますか?」

と質問すると、

「血糖値を下げる薬を飲んでいます。」

と!

これでは、いつまで経っても、本当の健康を手に入れる事は出来ません。

血糖値をコントロールしていくには、

運動が重要な鍵を握っている事は言うまでもありませんが、

特に“筋トレ”をする事が重要なのです。

普段の運度として、散歩をしている高齢者は多いのですが、

実のところ、お散歩では

糖尿病を改善したり血糖値を下げる効果は乏しいのです。

そこで、

本日の健康教室は、

実際に、参加者全員の血液検査をして、

「筋トレ前後で、血糖値は変わるのか?」

を、検証する事になりました!

こんな事が出来るのは、

医療機関ならでは!

早速、宇佐神院長が、

皆さんの血液を採取します。

チェッカーのセンサーに入れると!

237mg/dL

138mg/dL

152mg/dL

130mg/dL

と、皆さん高めの数値が出ています。

ただし、

この健康教室は13:30開始なので、

食事を済ませて来ている方が多いので、

この数値は空腹時血糖値ではありません。

さて、

筋トレ開始です。

MANZAPでも恒例の、

空気椅子スクワット

90秒✖️6セット

参加者の平均年齢は、79.42歳。

最高齢は、88歳。

今日も、かなり年齢層が高めのレッスンになりました。

4月に、この空気椅子スクワットを始めた時は、皆さん地獄の苦しみを味わっていたのですが、今は笑顔でやっています。

どんな高齢者でも、筋トレをしっかり継続していけば、筋力も体力も上がっていくのです!

続いて、

脚上げ腹筋

60秒✖️4セット

を行いました!

インターバルを入れて、トータル約一時間の運動をしました。

さて、血糖値は下がったのか?

再び、検査です。

結果やいかに!

ジャーン!

ほとんどの方の血糖値が

下がっていました!

2名の方は、

逆に血糖値が上がりました。

時間帯が食後だったので、消化吸収が遅い方などは、血糖値が上がるタイミングが遅くなる場合もあります。

宇佐神先生も、

これら結果を踏まえ、

「筋トレによる血糖値を下げる効果が認められる。」

と仰っていました。

特に、

血糖値が高かった方が、

一気に下がりました。

237mg/dL → 187mg/dL (50mg/dL減)

152mg/dL → 131mg/dL  (21mg/dL減)

なんと言っても、

参加者の皆さんが、

筋トレの重要性を再認識して下さったのが、

本当に良かったです。

お力添え下さった

宇佐神クリニック職員ならびに宇佐神院長に、

心より感謝申し上げます。

有り難うございました。