ドラゴンフラッグ

夏休み期間に入ると
多くの中学生アスリートがいらっしゃいます。

将来、なでしこジャパン入りを目指す、中学二年生。

中学生女子の選手に、よくある傾向なのですが、

上半身と下半身の連動が切れてしまっている事が多いです。

また、下肢に関しては股関節の屈曲に対して、

他動的ROMと自動的ROMの差が大きいという事が見受けられます。

写真のように、

私が足を持ち上げて行くと、顔の前まで上がります。

しかし、

自分でここまで上げようとすると、腰の高さ位までしか上がりません。

 

わかりやすく比べてみるとこんな感じです。

【左脚】も同じような感じです。

この差が大きければ大きい程、

怪我をする確率が高くなると言われています。

この差を埋めて行くようなトレーニングが必要になりますね。

この差を縮めて行くには、

腹筋下部と股関節周りの、

腸腰筋、大腿直筋起始部の強化が必要です。

これらは、

上半身と下半身を連動させる接点部分の強化にも繋がります。

セッションではトレーニングを何種類か行ったのですが、

特に、中学生女子が苦手にしている

【ドラゴンフラッグ】を紹介します。

しかし、まだドラゴンフラッグが出来る筋力が備わっていないので、

部分的に練習して行きます。

まずは、

肩を支点にして、なるべく足先まで一直線になる様に、繰り返し練習します。

今度は、

股関節からL字に足を立てた状態から、

ゆっくり足を下ろしていきます。

この時、手を腰の隙間に入れ、

背中で隙間を潰すように押しながら、下半身の上下動を行ないます。

まず、この二つが完璧に出来ないと

ドラゴンフラッグは出来ません。

しっかり練習して下さい。

来月は、中国遠征が控える、咲稀選手。

是非、頑張って来て下さい。

応援しています。

万座合宿!松永紘明選手

7/18〜7/21

プロトレイルランナー・松永紘明選手の万座合宿を日進館で敢行しました。


体調次第では合宿を延期するかどうか悩んではいましたが、

万座温泉は身体を回復させるにも最高の環境なので、

どちらにせよ、やってしまおう!という事で、万座入りしました。


日進館に到着してロビーでの話では、出発前に地元でジョギングをしたのですが、とても身体が重かった、との事でした。

今回は、サプリメントとして、

「万能酵母液」と「黒ニンニク」を用意しました。

毎朝4:30起床/部屋での体幹トレーニング/テーピング/10kmのジョギング/朝食/50kmランニング/ケイ素サウナ

これが合宿での一日のメニューです。


温泉とケイ素サウナ による回復効果も想像以上に出て、

4日目の最終日には、最高の体調で合宿を終える事が出来ました。

日進館の温泉、ケイ素サウナ、食事にも助けられた要素が大きかったと思います。

若女将さん、有り難うございました。

いよいよ、UTMB とUTMFの大きな大会が始まります。

是非、頑張って下さい!

野生に帰る!

現在発売中の雑誌

「Tarzan」2016/7/14日号


この中で、

プロトレイルランナーの松永紘明さんが紹介されています。


トレイルランニング界の第一人者と言っても過言ではありません。
ほぼ毎月、国内外の大きな大会に出場し、選手として世界を股にかけて活躍されている選手です。


特に、ウルトラトレイルという過酷な大会は、

世界各国の世界遺産や自然豊かな国立公園を100マイル走るレースです。

一昼夜走り続けるそうです。

 

今後の大会に向け身体機能のチェックとトレーニングのアドバイスをさせて頂きました。

9月には、

「ウルトラトレイル・マウントフジ」に出場されるそうです。

河口湖をスタートして富士山を一周します。

距離にして165km。

北千住駅から栃木県・那須塩原駅までの距離です。

制限時間46時間。

10位以内に入る為には、23時間代で走破しなければなりません。

昨年の大会は、10位入賞を果たし、今年はさらに上を目指すそうです。

大会規則をチラッと見てみたのですが、厳しい文言が随所に記されています。

自身の安全を守るのは選手の責任です。

そのため、選手は予測されるトラブルや天候の悪化(低温、強風、雨や雪など)に対応できる技術・知識、装備、体力、自己管理能力を備えていることが求められます。

また、その対応の結果には選手自身が責任を負います。

さまざまな自然環境の下で誰に頼ることなくこれらをたどり、ルートを維持することは選手の責任です。

また、ルートを外れた場合は地図などを使い、自力でルートに戻ることも選手の責任です。

まさに、野生に帰るレース!

松永さんのお話ししていて感じた事は、野生とは、ワイルドという意味ではなく、自然界の恩恵に感謝して共生して生きて行く事。

自然界の神々にサポートされ導かれながら走り続ける松永紘明選手。


皆様、応援の程、よろしくお願い致します。