超高温浴については、賛否両論ありますが、日本全国には超高温浴で有名な温泉が多数あります。
草津温泉の時間湯に代表されるように、湯河原温泉の「ままねの湯」など、46〜47℃の足先をチョンと入れただけで飛び上がるような熱さの温泉もあります。
東京都内では、
上野にある「六龍鉱泉」が
超高温浴で有名です。
超高温浴とは何なのか、入浴ガイドラインのような物を参考にしてみると、41℃以上が高温浴とされていて、45℃〜48℃が超高温浴となっています。
私の場合、
42〜43℃では普通の入浴で、とても高温浴とは言えないのです。
私は極度の冷え症で、今年の夏の猛暑日でも長袖の上着を持って歩いています。
外を歩いている時は良いのですが、室内の冷房が効いている場所に入ると、一気に体が凍えて固まってしまうのです。
ジムで指導している時も、ほとんどの方がタンクトップ等でトレーニングしているのに、私はジャージをしっかり着ています。冷房の寒さに耐えられないのです。
24歳の時に事故に会い内蔵損傷をしてから、ずっとこんな状況が続いているのですが、冷え症といっても、私の場合は肝機能や腎機能が低下しているのが原因です。
また、糖尿病や癌などを患っている方も同じような感じです。
これらを改善する為に温泉やサウナをよく使うのですが、42℃くらいの温泉に浸かっても、5分くらいで暑くガマンできなくなって出たくなります。
しかし浴槽から出ると寒く感じるのです。
サウナでも、5分くらいでかなりの汗をかき、暑くなって耐えられず出るのですが、外に出ると寒いのです。
要は、体の表面が温まっているだけで深部は冷えている状態なのです。
普段、冷えを感じる方は、手足、首肩、背中などに冷えを感じる事が多いです。
これらカラダの末端の冷えは入浴するとすぐに暖かく感じますが、実際に冷えているカラダの深部は全く暖まっていないのです。
癌は39.5℃で死滅すると言われていますが、
そういった方が実際に41℃くらいのお湯に浸かったとしても、体の深部は39.5℃になっていない事が殆んどだと思います。
「もっと長く入っていれば良いのでは!」
と思われる方もいると思いますが、
冷え症の人は、熱さにも弱く、42℃くらいの湯温でも5分以上長く入っている事は難しく、体の芯が温まらないまま出るのが現状なのです。
そんな悩みを解決してくれるのが、超高温浴なのです。
もちろん普通のお風呂でも、充分に温まる事が出来る方も大勢いらっしゃいます。
目安としては、体温計を口の中(舌下)に入れて入浴中の体温を測るのが一番良いのです。
普段の基礎体温が36.2℃だとして、入浴中に体温が40℃に達していれば、充分温まっていると言えますし、確実に癌細胞を死滅させる温度になっていると思います。
湯温が何℃からが高温浴か、というのは個人個人みんな違うという事を念頭においてください。
特に超高温浴は、冷え症改善だけではなく、調べて行くと様々な効果がある事がわかって来ました。
では、次回は超高温浴の効果についてお知らせします。
【つづく】