2014年9月14日(日)
あれから三年が経ちました。
この日、私は、
東京大学医学部附属病院の大会議室にいました。
第3回 未来医療研究会が開催されていて、そこで講演をしていたのです。
この頃、統合医療という言葉が流行りだし、いわゆる現代医療(西洋医学)だけではなく、伝統医療的なものから、スピリチュアルヒーリング、気功、ヨガ、音楽などの芸術の分野までが、人を癒す効果があり、そういった物を合わせる事で、病気が癒されるという考え方が広まりました。
ヨガやヒーリングなどの講習会に行くと、医療関係者が受けに来られている事が多いです。
やはり、医療に携わっている方が、現代医療だけでは人を癒せないという事に気付かれて、代替医療としてのモダリティを、診療科目の中に入れようとされる医師も増えて来ました。
このような場所でセラピストやヒーラーなど医師以外の方も発表できる機会も作られるようになりました。
私も、その一人でした。
この未来医療研究会は、東京大学病院の稲葉医師によって始められました。
稲葉先生は、医師としても人間としても本当に素晴らしい方です。
震災時、被災地に救援に行かれた所で、電気も無い、薬も無い、道具も無い、そんな状況下では医師は全く無力であると実感されたそうです。
未来医療研究会は、東京大学で開催される事もあり、一挙に大きくなって行きました。
大人数が集まる所には、色んな人が来ます。
いずれ何かしらの問題は起きるだろうなぁ、と思っていました。
その予感は的中し、「週刊文春」の格好のターゲットになり、実質上、この会は解散する形になりました。
これから統合医療を目指そうとしていた医師や、医療機関や医師と連携してモダリティを広めていこうとしていた人たちにとって、この会は希望だったので、残念でした。
ここに立たせて頂いた事は、私にとって財産になりました。
この日を境に、人生が急展開して行きました。
自分も微力ながら未来の医療に対して何か力になれればと思いながら、実際にいくつかの病院で、活動させて頂いていました。
こう言った週刊誌の攻撃があると、心ある医療機関や医師たちも萎縮してしまい、また無難な道を歩き始める事になり、今は、私も医療機関での活動はしていません。
昨年、ゆほびか6月号で、矢作先生と対談した時に、病院よりも健康院を作るべき!
という内容の対談をしました。
その通りだなぁ、と思いました。
もう、自分が医療機関の中に入り、風通しの悪い環境で、窮屈な思いをしながら何かをやるよりも、もっと良い方法が山ほどある事にも気が付きました。
過去は過去として感謝して、
未来に向かって頑張って行こうと誓う今日この頃です。
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