両膝・前十字靭帯断裂からの復活!③

現在、多くのアスリートに指導していますが、膝の障害はかなり多いです。

特に前十字靭帯断裂をする率がかなり高いのです。

しないに越したことはないのですが、受傷してしまった方のリコンディショニングの参考になればと思い、この記事をシリーズで書いています。

前回の記事はこちら

両膝・前十字靭帯断裂からの復活!②

前回、膝関節の縦の動き(屈曲動作)が、かなり出来るようになった所まで紹介しました。

この座る立つという動作は、普段の生活の中でも、ほとんど問題が無くなったようです。

ただ、歩き出しの時など、特に方向転換をするときに、関節に回旋系の負荷がかかると、膝の内側にピキッと音がして痛みが走るとの事でした。

状態を見させて頂いた所、やはり膝を庇って普段の生活をしている為に、膝周りの筋肉の弱化がかなり見受けられました。

特に内側広筋が弱化している為に膝蓋骨が外側に流れてしまい、膝関節の機能全体を衰えさせている状態でした。

内側広筋の強化(筋トレ)をする為には、オープンキネマティックで行わなければなりません。

いわゆる、足が宙に浮いている状態でのトレーニングが必要になります。

内側広筋は、足が地面に着いている状態では働かない筋肉なのです。

しかも、股関節が外転屈曲外旋位で、膝関節のエクステンションの終動時にのみ働く筋肉なのです。

ですので、通常のレッグエクステンションでは、鍛える事が出来ません。

ゴムバンド等を使い、この様な体勢でトレーニングを行います。

内側広筋は!大腿四頭筋の中では、弱い筋肉になりますので、すぐに疲れてきます。

これを限界まで続けて、3セットくらい行います。

内側広筋を強化することによって、膝蓋骨が元の中央に戻されてきます。

すると今までは、絶対に出来なかった立った状態でのツイスト運動が、なんの不安もなく出来るようになっていました。

そうしたら、さらにゴムバンドで負荷をかけた状態でツイスト系のトレーニングも行いましす。

また、屈曲動作に伴う筋活動が不足している為に、臀筋群や大腿筋膜張筋なども硬くなっていたので、しっかりストレッチを指導しました。

実は、今まででしたら、こんなに膝関節を曲げた状態でストレッチをする事すら不可能だったそうです。

こうやってしっかりトレーニングを行うことで、徐々にですが、回復させる事が出来るのです。

同じような障害を持たれてる方に少しでも参考になれば幸いです。

大切なあなただから

「人生は、99歳までは助走期間でございます!本番は100歳から!」

万座温泉日進館会長・泉堅さんの言葉が今も強く残っています。

この言葉にどれだけの方が勇気づけられて来たでしょうか!

泉堅さんの「大切なあなただから」を聴きながら、涙を流されている方をたくさん見て来ました。

健康プログラムの講師を約二年半、続けさせて頂いていますが、こちらに伺ってご挨拶する度に、

「先生、いつも有り難うございます。感謝します。」と、両手で優しく包み込んで握手をして下さいました。

その暖かい手の感触は一生忘れる事はありません。

「薬は病気を癒しません!  薬は病気を作ります!」とフロアショーで言い続けて来た泉堅さん。

その思いを私も健康プログラムで継承して行きたいと思っています。

今月15日に訃報を聞きました。

それ以来、茫然としてしまいブログも更新が止まってしまいました。

12日、出張先の京都で急性心不全で69歳の生涯を終えられたとの事でした。。

今、この投稿を日進館のロビーで書いていますが、堅さんがひょこっと現れてくるのではないかと感じます。

今だに現実を受け止められない気持ちでいます。

31日まで日進館の1Fに献花式場が設けられています。

本日、献花をさせて頂きました。

生前の堅さんを彷彿とさせるような、華やかで暖かい献花台でした。

堅さんの生き様から、たくさんの事を教わりました。

本当に有り難うございました。

今はゆっくり休んで下さい。

言葉では言い尽くせぬ感謝を込めて。

齋藤應典

車椅子からの脱出!⑤

本日は、東京渋谷にあるライブハウス【aube渋谷】にて、

日進館カルチャーライブin東京

「おしゃべり音楽祭!」に、行ってまいりました。

万座温泉日進館で毎晩8時から行われているフロアショーが、この度、東京初上陸という事で、行ってまいりました!

いつも日進館のフロアショーを盛り上げている3組のアーティストが出演していました。さすが実力派アーティストを集めたライブだけに圧巻のステージでした!

お客様も、日進館の関係者やお客様も多数来られていました。

いつも、標高1800mの万座温泉日進館でお会いしている方と、この都会のど真ん中で会うと変な感じがしますね。

さて本題です。

前回5月にUPした記事の続編です。

前回の記事はこちら、

車椅子からの脱出!④

プレドニンの副作用により、両足のアキレス腱を断裂して車椅子生活を余儀なくされてしまい、それでも薬を飲まされ続けた事により、意識不明の重体になり生死を彷徨う危険な状態にまでなった加奈子さん。

万座温泉日進館で、出会ってから薬断ちとリハビリを続けて来ました。

なんと、その加奈子さんが、福島からこのライブを観るために渋谷にやって来たのです。

安全の為に、杖は突いているものの、東急ハンズ前の大通りを、車の間隙を縫ってササッと渡って行ったのです。

医師からは一生車椅子と言われていた彼女が、努力の結果、ここまで回復させた事に感動してしまいました。

8月半ばには、日進館にて熊四郎山登頂に挑戦します。

頑張りま〜すかお(^^)

目標!サンティアゴ巡礼②

昨年12月に万座温泉日進館でご縁を頂き、

以後、変形性股関節症を克服する為のトレーニングを約半年間続けて来た坂上さん。

トレーニングを始めた頃は寝た状態で股関節に体重をかけずに行う非荷重運動が主でしたが、

今年3月頃からだいぶ股関節周辺や鼠径部に出ていた痛みも緩和されてきた為に、徐々に立位で行うトレーニングを開始しました。

右の股関節に症状があるのですが、最初は、右脚だけで立つ運動を行うと。股関節からギシギシと音がするような状態でした。

それが今では、何を行なっても音が出る事が無くなって来ました。

急激に回復して来た要因として、加圧サイクルトレーニングの効果もあるのだと思います。

ご本人も加圧を行うようになってから、

どんどん良くなって来るのを実感されたと仰っていました。

そして、本日、出会いの場でもある万座温泉日進館で強化合宿を敢行する事になりました。

通常の室内でのトレーニングに加え、アップダウンのある山道での歩行訓練を取り入れて、股関節の強化、心肺機能の強化を図ります。

なるべく舗装された道路を避けて、山道を歩きました。

同じ距離を歩くのでも、景色が良いのと悪いのでは苦しさも全く違ってきます。

絶好な天気にも恵まれて、山の風景や草花などの写真を撮りながら、歩いていました。

このハイキングトレーニングには、泰子さんの実のお姉さんと、お友達になった榎本さん夫婦が参加しました。

やはり、楽しいのが一番ですね。

コマクサ発見(^^)

日進館を出て、牛池〜万座プリンス〜湯畑〜というコースを、約70分で回りました。

そして、無事にゴール!

まだまだ、サンティアゴ巡礼の800kmにはほど遠いですが、最初の一歩としては充分な成果が見られました。

翌日は、雨天だった為に、室内でしっかりトレーニングを行いました。

この努力が、いつか必ず身を結ぶのだと確信しています。

万座温泉の大自然に囲まれた中での強化合宿は大成功でした。

雪が降るまでに、あと数回は行おうと思っています。

次回は、熊四郎山にチャレンジしてみたい!

皆さま、どうか温かく見守っていて下さいね。

夏真っ盛り!

今年も、一番好きな季節がやって来ました!

万座温泉は花盛りです!

日進館の周りをお散歩すると、そこは、メルヘンな世界!

高山植物のルピナス

そして、高山植物の女王「コマクサ」

今年は、暑かったせいか、いつもより咲く時期が早いようです。

今年もお目にかかることが出来ました!

日進館の周辺を散策すると、そこは、メルヘンの世界。

東山魁夷の絵を見ているような「牛池」

まるで鏡のようです。

トトロが出てきそうな感じです。

この季節の露天風呂は最高です。

雑誌やテレビの日本の名湯ガイドのどれを見ても、

必ずベスト5位内に入っている「万座温泉日進館の「極楽湯」

日本全国から、この湯を求めて多くの方が訪れますが、

我が家の風呂のように、毎日入っている私は本当に幸せです。

皆さまも、都会の喧騒を離れて、

大自然の恵み包まれてみてはいかがでしょうか?