夏休み期間に入ると
多くの中学生アスリートがいらっしゃいます。
将来、なでしこジャパン入りを目指す、中学二年生。
中学生女子の選手に、よくある傾向なのですが、
上半身と下半身の連動が切れてしまっている事が多いです。
また、下肢に関しては股関節の屈曲に対して、
他動的ROMと自動的ROMの差が大きいという事が見受けられます。
写真のように、
私が足を持ち上げて行くと、顔の前まで上がります。
しかし、
自分でここまで上げようとすると、腰の高さ位までしか上がりません。
わかりやすく比べてみるとこんな感じです。
【左脚】も同じような感じです。
この差が大きければ大きい程、
怪我をする確率が高くなると言われています。
この差を埋めて行くようなトレーニングが必要になりますね。
この差を縮めて行くには、
腹筋下部と股関節周りの、
腸腰筋、大腿直筋起始部の強化が必要です。
これらは、
上半身と下半身を連動させる接点部分の強化にも繋がります。
セッションではトレーニングを何種類か行ったのですが、
特に、中学生女子が苦手にしている
【ドラゴンフラッグ】を紹介します。
しかし、まだドラゴンフラッグが出来る筋力が備わっていないので、
部分的に練習して行きます。
まずは、
肩を支点にして、なるべく足先まで一直線になる様に、繰り返し練習します。
今度は、
股関節からL字に足を立てた状態から、
ゆっくり足を下ろしていきます。
この時、手を腰の隙間に入れ、
背中で隙間を潰すように押しながら、下半身の上下動を行ないます。
まず、この二つが完璧に出来ないと
ドラゴンフラッグは出来ません。
しっかり練習して下さい。
来月は、中国遠征が控える、咲稀選手。
是非、頑張って来て下さい。
応援しています。