特攻隊が出撃前に書いた遺書には、

父や母、

家族に対する感謝の気持ちが

綴られていました。

「いつまでもいつまでもお元気でいてください。」

家族に残したこのような内容の遺書が多数、

知覧平和記念会館に展示されています。

19〜20歳の若者の文章とは思えない

立派な手紙ばかりでした。

遺書の前で胸が詰まる思いと、

涙が溢れて来た事を

今も鮮明に覚えています。

開聞岳、

特攻隊が飛び立った時、

何度もこの開聞岳を振り返って、

二度とここに戻っては来れないと、

覚悟を決めて敵艦に向かって行ったそうです。

常に感謝の気持ちを持って、

日々、

一生懸命生きているつもりでも、

特攻隊員の事を思うと、

まだ何かが足りないのを感じます。