今年も、
国立オリンピック記念青少年総合センターにやって来ました!
毎年、アメリカスポーツ医学会の資格を更新する為に、二日間ビッチリと講義を受けるのですが、今回は、本当に役に立つ情報が満載でした!
全部書くと長くなるので、何回かに分けようと思いますが、まずは、私の周りでも非常に多くなって来た“癌”!
その、癌と運動について、
有り難い情報を得ることが出来ました!
癌もそうですが、
病気全般を予防していく為には、
「運動をした方が良い!」
という事は
だいたいの方はわかっていると思います。
では、
すでに癌を患ってしまって、
抗ガン剤や放射線治療などをしている方はどうでしょうか?
たぶん、
癌になってしまったら、
「運動はしない方が良い!」
と思っている人が
多いのではないでしょうか?
日本とアメリカでは法律が違うのですが、
アメリカでは
癌の治療中の患者に対し、医師と連携して、トレーナーがトレーニング指導をする事で、死亡率が50%以下に下がっているのです。
治療が終わったサバイバーの方も、
運動をする事で、
癌の再発率が50%以下に下がるのです。
再発したケースでも、時期をかなり遅くするデータで出てきました。
癌も種類や患者さん一人一人の状態が様々。
心臓病など合併症をすでに発症している方などで
運動をしてはいけない方もいらっしゃるのですが、
適切な運動をする事で
癌を克服しているエビデンスがかなり多いです。
日本は遅れているので、
私達、運動指導者が癌患者さんに対して病院などで運動指導をする事は出来ません。
残念な国ですね。
癌患者に運動が効果的であるキーワードに、ミトコンドリアが出てきます。
しかも、
高強度の運動が効果的という知見も出てきました。
高強度の運動とは、専門的に言うと、
LT(乳酸性作業閾値)を超える運動です。
簡単に言うと、
ハァハァゼイゼイするくらい
苦しい運動です。
また筋力トレーニングでは、
最大筋力の70%以上のパワー系トレーニングになってきます。
アスリートのトレーニングに近いですね。
要は
高強度のトレーニングによって
ミトコンドリアの量が増え活性化するのです。
のんびりお散歩ではダメなんです。
今回はミトコンドリアについても、かなり情報を得る事が出来ました。
やはりミトコンドリアの活性化!
そして増やしていく事が重要です。
ミトコンドリアについては、
また後日、記述します。