《MANZAP》成功の要因!
もう一つは、
速筋線維です。
今回の参加者は
10名(男性4名、女性6名)でした。
その、
半数以上の方の筋肉量が増えて、
体脂肪率が減少しました。
女性は、7.5cm、6.8cm、6.2cm、5.4cmと、
大幅に腹囲が減少した方もいらっしゃいましたし、
筋肉量が500g以上増えた方もいました。
男性の中には、
腹囲が4cm減少して、身長が伸びた方もいらっしゃったり、
筋肉量が1kg以上増えた方もいました。
これらの結果は、
通常ですと、
スポーツクラブなどに週3回ペースで通い、
筋トレや有酸素運動を
しっかり1〜2ヶ月継続した数字です。
筋肉には、大きく分けて
速筋線維と遅筋線維があります。
速筋線維は、瞬発力を使うような場面で働き、白筋とも言われ、白色をしています。
遅筋線維は、持久系の運動時に働き、赤色です。
普段、皆さんが日常生活で使っている筋肉は遅筋線維で、速筋線維はほとんど使われることがありません。
現在、社会問題になっている
ロコモティブシンドロームやサルコペニアなども、普段使うことのない、速筋線維が減少していくことが原因なのです。
また、ダイエットをするにも、この速筋線維は重要な鍵を握っています。
体脂肪を燃焼していくには、
《運動強度60%の有酸素運動が有効である。》
というのが、
定説になっているのですが、
実際には、これを続けていても、
なかなか思い通りに痩せられない方が多いのではないでしょうか!
なぜならば、
有酸素運動をしていても筋肉量が増えて来ないからです。
むしろ速筋線維については、減少している場合が多いのです。
筋肉の細胞内には、多くのミトコンドリアが存在します。
ミトコンドリアは、蓄えられた糖質や脂肪などをエネルギーに変換する製造工場です。
これが、筋肉とともに失われてしまえば、エネルギーに変える効率が下がり、糖質や脂肪が余ったままになってしまいます。
ミトコンドリアを増やしていく方法の一つが乳酸を溜める事です。
例えばハードな筋トレを行い、速筋線維を鍛え増やすことが近道なのです。
ただし、
今回の参加者は、ご年配の方や、普段あまり運動をしない方が多かったので、いきなり瞬発系の運動をさせるのは難しいのです。
では、どうするのか?
それは、トレーニングで遅筋線維を使い果し、速筋線維を引っ張りだす手法です。
速筋線維は、火事場のバカ力のように、いざという時にしか出てきません。
ですから、
一般の方が、多少、筋トレを行ったとしても、
使われるのは遅筋線維で、
速筋線維を使う事は、なかなか出来ないのです。
ところが、運動などで、遅筋線維が疲れ果てて働かなくなって来ると、速筋線維が助けに来るのです。
今回の参加者の皆さんが悲鳴を上げた、
《空気椅子スクワット》
90秒×6セット
初日は、かなり辛そうですが、
翌日は、同じセット数を行なっても、
さほど辛くない!
皆さん、神経筋の活性化が起きて、
どんどん若返って行きました。
同時に、ミトコンドリアも活性化して、
体脂肪をエネルギーに変換できるようになり、
空腹感が抑えられるようになって来ました。
最終日には、
プライオメトリクス系の速筋線維を動員するトレーニングも行いました。
例えば、
子供の頃に当たり前のようにやっていた、
《ケンケンパー》や《スキップ》。
もう、そんなの何十年もやってない!
実際にやってみたら難しかった!
こんな機会が無ければ、
一生やらないで終わったかもしれない。
子供の頃、遊びでやっていた事が、
実は健康を維持することやアンチエイジングに、役に立つことを体験して頂きました。
「家に帰ってからも、トレーニングを続けています!」
との、嬉しいお知らせも頂いています(^^)
皆さん、
これらも頑張ってくださいねー。
応援しています!