今年から、
リーダー育成の殿堂を目指す大学
NPO法人 流通農業大学の
講師をさせて頂く事になりました。
【設立理念】
広い視野と人間力の向上を目指し、
地域社会の健全で持続的な発展に貢献する人材の育成を行います。
ビジネスパーソンを対象にした大学です。
今日は、私の初めての授業。
8期生に向けて、
「人生を快適に過ごす為のカラダ作り」というテーマで、
講義と実技を進めました。
三年くらい前から耳にするようになってきた「健康経営」というキーワード。
ビジネスパーソンが就業時間のほとんどをPCの前に座って行っている事から生じる様々な健康被害。
現在、大きな社会問題になっています。
この問題に対して行政が策を講じた取り組みです。
トレーナーの業界でも、
ビジネスマンの運動を含めたデスクワーク対策を講じています。
今回は、
その現役バリバリのビジネスマンに向けての授業でしたので、直接、健康状態や健康意識などを知る事ができ、とても参考になりました。
2017年の一年間で、糖尿病と診断された数は、1050万人。
糖尿病よる経済損失は5300億円と言われています。
糖尿病になると今の医学では治す方法はありません。
一生、食事制限と薬で誤魔化していくしかないのです。
やがて、
心筋梗塞、脳梗塞、腎不全、網膜症、壊疽、癌などの合併症が起きて、
最終的に死に至る病気です。
働き盛りのビジネスマンが、
“これから”という時に体調を崩し、
仕事をリタイアせざる得なかったケースが我が国では非常に多いのです。
会社の為、家族の為、名誉の為、生活の為、
ビジネスマンが仕事を頑張る理由は色々あると思います。
《仕事が三度の飯より好き》という人もいるでしょう。
理由は何にせよ、仕事を頑張ることは悪いことではありません。
私はパーソナルトレーナーとして様々なビジネスパーソンのお体を見て来ましたが、
「たまには、ゆっくりしてお体を休めてくださいね。」と言うと、
「今は、体の事なんか考えている場合ではないんだ!」なんて言葉が返ってくることもありました。
自分の体を犠牲にしてでも大義の為に尽くすというのが、
日本人の思考パターンにあります。
一つの美学なんですね。
最近は、こういう考え方は少なくなりつつあるのですが、
今だに、仕事を本気でやったり成功させるには、
多少の犠牲、健康リスクは仕方ないと思っている方もいらっしゃいます。
実際に、体調不良が現れて病院に行ってみたら、深刻な状態になっている。
「毎年、会社で健康診断していたのに、何で〜?」と、よく聞かれました。
健康診断は健康法ではありません。
単純な生化学検査(血液検査)で見れる物は限られています。
病気なんて、なんの兆候もなく突然発生する物も多いですから。
内臓機能や内分泌系の異常や低下は、
骨格や運動機能にも現れてきます。
運動習慣のある方は、その日の調子の良し悪しで、
自分の体の状態を知る事が出来るのです。
流通農業大学は、
社会のリーダー的な存在になれる人材を育成していく大学ですので、
奥深い内容を伝えました。
(内容は秘密です!)
ここに集まっている皆さんは意識が高い方ばかり!
とても熱心に聞いて下さいました。
多分、人間の体に対する認識が、深くなったのではないかな?
今日の内容が、皆さんの人生に少しでもお役に立てば幸いです。
最後に、
このような素晴らしい機会を与えて下さった
坂上和也理事ならびに関係者の皆様に、
心より感謝申し上げます。