新春初歩き2023

今日は、

上野恩賜公園にやって来ました。

新春初歩き2023

に、

参加します。

変形性股関節症を、

手術をせずに、

運動で治す事を決意した女性。

約一年半、

私の元で運動療法を行い、

約10km、

歩けるようになりました。

今日は、

人生初の

ウォーキング大会(8km部門)に、

出場します。

いつも一人で、

皇居を歩くのとは違い、

他の参加者と一緒に歩くことになります。

AM 9:25   スタート

浅草に向かいます。

今日までの努力の成果か!

他の参加者たちから離されずに、

同じペースで歩けています。

AM10:14  雷門通過

順調に進んでいます。

今日はあいにくのお天気で、

スカイツリーも雲の中です。

隅田川を渡ります😁

4km地点を過ぎたあたりから、

ちょっとペースが落ちてきました。

するとポツポツ雨が落ちて参りました☔️

AM11:01 合羽橋道具街

かなり足が痛そうです。

前半戦、

ちょっと飛ばしすぎたかもしれません。

でも、

あと少しですから頑張りましょう。

AM11:28  上野駅通過

AM11:34

上野公園に入りました!

ゴールが目前に迫って来ました〜〜!

AM11:37

ゴーーーーーーーーーーール🏁

おめでとうございま〜〜す🎉

初出場、初完歩です😁

いつも自分のペースで練習するのと、

他人のペースに合わせながら歩くのは、

疲労度や足腰への負担が

全然違います。

それでも、

よく頑張りました〜〜!

新年早々、

やり遂げました。

今年も、

さらにトレーニングを積み上げて、

もっと上の大会に出場できるよう、

頑張りましょう😁

先輩と後輩

私の元を訪れる方で、

変形性股関節症を

患っている方が非常に多いです。

しかも、

100%が女性です。

男性で、

変形性股関節症になったという方は、

ほとんど知りません。

女性特有の症状と言っても

過言ではないでしょう。

一つは、骨盤の広さ、形状があると言えます。

先日もお伝えした、

73歳の女性ですが、

本日、人生初の10kmを完歩しました。

私の元で約二年間、

トレーニングを頑張って来た成果が、

形になって現れて来ました😁

良かったですね〜〜!

そろそろ高尾山も行けるかな〜?

いずれにせよ、

まだまだ通過点ですから、

これからも継続して、

頑張って行きましょう!

そして、本日。

初めましての女性が、

私の元にやって参りました。

やはり、

変形性股関節症です。

「手術は絶対にしたくない!」

その思いは、皆さん共通しています。

となれば、

トレーニングを頑張るしかありませんね。

たぶん、

近い将来、

皇居を歩けるようになっているでしょう。

先輩に追いつけ追い越せです。

我が、

変形性股関節症学園は、

今日も元気です😁

この奇跡に感謝!

変形性股関節症を患い、

人工股関節手術を余儀なくされていた

73歳の女性。

手術をせずに運動で治していこうと決意し、

昨年9月より、

トレーニングを続けて来ました。

【努力は裏切らないんです!】

皇居一周のトレーニングも、

回を重ねる度に、

タイムを縮めていきました。

そして、

約一年半の成果を試すべく、

いよいよ年明けに、

ウォーキング大会に出場する事になりました。

「とりあえず8kmの大会に出てみよう!」

考えてみれば、

最初は、

皇居一周5kmも

天文学的な数字でしたから、

かなりの進歩です。

今日は、

紅葉もキレイだったので、

大会に向けて、

8kmトレーニングを行いました。

まだ歩いたことのない距離。

さらに、ラッキーな事に、

今日は、

皇居の乾門通りと、

東御苑が開放されていたのです。

いつもと違うコースを楽しむ事ができました。

普段見れない場所も

見学できました。

ここは、

宮内庁庁舎です。

紅葉の季節なのに、

サクラも咲いていて、

とてもキレイでした。

皇居の中は、

とても神秘的な空間ですね。

天皇陛下は、

どちらにいらっしゃるのかしら?

もしかしたら、

お目にかかれるかも😀

なーんて、妄想を抱きながら、

楽しくトレーニングが出来ました。

来年から、

ウォーキング大会に出場するようになれば、

さらに自信がつきますし、

人生に楽しみが生まれて来ます。

最後の方は、

かなり足がガクガクでしたが、

見事に、

8.3km歩ききりました。

歩行距離:8.33km

所要時間:2時間16分39秒でした。

大会の制限時間が3時間なので、

充分ゴールできるタイムです。

頑張りましょう!

そして、

帰りに横断歩道を渡ろうとしていたら、

いつまで経っても信号が変わりません。

5分以上経っても変わらないので、

故障しているんじゃないかと

思っていたら!

警察官が、

「申し訳ありません!

これから陛下が通るので、

もうしばらくお待ちください。」👮

との事でした。

警察官「写真撮って頂いて構いませんので、

これ以上、前に出ないようお願いします。」👮

!(◎_◎;)

そして、

しかも、

こんなお近くで……。

奇跡が起きました。

感謝しかございません。

合掌。

目標設定

人工股関節手術をせずに、

変形性股関節症を克服する為に、

トレーニングを始めた73歳女性。

約一年は、

コンディショニングと、

レジスタンストレーニングを続けました。

そして、

昨年9月からは、

本格的な歩行トレーニングを行い、

歩行距離と歩行速度を向上させるトレーニングを続けてきました。

初めてお会いした頃は、

皇居一周5kmを歩くなんて絶対無理と言っていましたが、

今はタイムを縮めるのが目標になっています。

皇居は、

桜の名所ですから、

「来年の春は、桜並木の中でトレーニングしましょう!」

「なんとか、それまでに歩けるようになりたい!」

昨年は、そう仰っていました。

そして本日、念願の桜ウォークになりました。

しかも、ぴったり満開です🌸

健常者であろうと、障がいを持たれている方であろうと、

肉体改造を成功させるには、

目標設定と戦略が重要になって来ます。

欲を言えば、

長期的な目標と、

短期的な目標を明確にして、

戦略を立てるのです。

今回の短期的な目標は、

桜までに皇居を歩けるようになる!

でした。

本日、余裕でクリアしてしまったのですが、

次の目標が出てきます。

何だと思いますか?

今年の冬は、

スキーを50年ぶりに、滑りたい!

だそうです😵

これだけ私が滑っているのを見ていたら、

みんな行きたくなりますね😄

楽しいですから!

スキー靴は、

かなり重いので、

ハードルが高い目標ですが、

やってみましょう!

もう、

スキーができたら、

障がい者ではありませんね。

さぁ、

次の目標に向かって、

頑張って行きましょう!

努力のたまもの😄

変形性股関節症で、

人工関節手術を余儀なくされていた女性が、

手術をせずに。

運動で克服することを決意し、

私の元で約二年間トレーニングを続けて来ました。

昨年9月からは、

皇居一周(約5km)の、

ウォーキングトレーニングも始めました。

今日は、

今年初ウォーク!

昨年の9月は、

一周するのに、

1時間38分かかっていましたが、

回を重ねるたびにタイムを縮めていきました。

今回で4回目ですが、

前回よりも8分縮めて、

1時間10分でゴールしました。

快挙です😄

1時間切るのも、

夢ではなくなって来ました!

好循環!

「負の連鎖」の対義語に、

「正の連鎖」という言葉があるのですが、

造語らしく一般的ではありません。

「負の連鎖」の対義語としては、

「好循環」という言葉を使うことが多いようです。

藤原恵美子選手(70歳)の挑戦に刺激を受けて、

現在、

私の元で障害と闘っている同年代の女性が、

次々と、立ち上がり始めました。

こういった現象を、

「正の連鎖」もしくは「好循環」と言うのでしょう。

変形性股関節症で、

人工関節手術を余儀なくされている女性(72歳)

歩くのもままならない状態でしたが、

知人の紹介で、

宇佐神クリニックの健康教室に参加されたのが出会いでした。

私を信じて下さり、

家族や医師の反対にも耳を貸さず、

手術せずに運動で治す事を決意しました。

それから一年半、

ウェイトトレーニングを頑張って、

日常生活は殆ど問題ないレベルまで上がってきました。

パーソナルレッスンに来られた時は、

頑張るのですが、

普段、家ではあまり運動出来ていないのが正直なところでした。

出歩くのも、近所に買い物に行くくらい。

コロナを言い訳に、運動量も減り、体力も落ちてきていました。

そんな中、

同年代の藤原選手が100kmに挑戦する事を知り、

魂に火がつきました🔥

これぞ「好循環」

そして、

皇居一周を決意!

本日、決行しました。

皇居一周は4.9km。

こちらの女性にしてみれば

天文学的数字です。

途中で挫折してもいいんです。

今日はダメでも、

いつの日か一周できればいいんです。

そうやって、

みんな頑張っているんです。

東京に住んでいても、

皇居一周を歩いたことある方は少ないのです。

実は、

皇居はパワースポットとしても有名で、

プラスアルファのパワーを発揮することができます。

そして、とても楽しいんです。

お堀や城壁、門、公園など、

一周する間に様々な景色を楽しむことができるのです。

あっという間に、

二重橋前に到着!

トレーニングというか、

すでにおのぼりさん状態ですね〜。

こうやって存分に皇居を楽しんでいるうちに、

ゴールは目前まで来ているのです。

そして、

1時間38分

無事にゴールしました。

おめでとうございます🎉

「絶対に無理だと思っていたけど、歩けました〜〜

良かったですね〜〜私も嬉しかったです☺️

健常者にとっては、

大した距離ではないかもしれません。

まったく歩けなかった人にとっては快挙です。

 

本人にとっては、

新たな人生が始まったような感じです。

今日も感動的な場面に立ち会う事ができました。

でも、ここは通過点ですから!

まずは、

一周1時間切るのを目標に

これからも頑張って行きましょう!

 

 

股関節か鼠径部か!

女性の傾向として、

股関節に痛みを感じて、

こちらにいらっしゃる方が非常に多いです。

整形で受診すると、

だいたいが、

「軟骨が擦り減ってますね。」

「変形性股関節症です。」

と言われている方がほとんどです。

実際に、どこが痛いのか掘り下げて行くと、

股関節ではなく、鼠径部であることが多いのです。

股関節と鼠径部は、関連している部位ではあるのですが、

厳密に言うと全く違うのです。

病院では手術が必要と言われても、

実際には、

必要ないケースも多いです。

目標!サンティアゴ巡礼【最終回】

変形性股関節症により、歩行もままならなかった女性(70歳)との出会いが、この物語の始まりでした。

人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、

医学に頼らず、自らの力で克服し、

一度は諦めかけていた夢、

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意。

その目標に向かって突き進む女性のドキュメントです。

第一回目の記事はこちら

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

目標!サンティアゴ巡礼①

今、一人の女性が奇跡の瞬間を迎えようとしています。

奇跡というより、

軌跡と言った方が

正しいかもしれない。

ゴールした瞬間!

坂上さんは、思いっきり泣くでしょう。

でも、私は絶対泣きません。

意地でも泣きません!

巡礼中、

集団から遅れて、

いつも最後尾を歩いていました。

最後の集合場所で、

「ここからは、あなたが先頭を行きなさい。」と

参加者の皆さんから言われ

背中を押された時、

坂上さんの目から涙が溢れた!

それを見て、

思わず不覚にも貰い泣き!

まだ早いでしょう〜!

ここじゃないでしょう!

だから

ゴールでは絶対泣かない宣言!

坂上夫妻に出逢ったのは、

2017年12月。

あれから約二年。

あの時、

今この場所に一緒にいる事を

誰が想像できたでしょう。

 

実は、

あの時から、

奇跡は始まっていたのです。

出会いも奇跡であれば、

変形性股関節症だったことも奇跡。

もし坂上さんが、

股関節に障害を持っていなかったら、

出会っていないし、

私がここにいる事もあり得ない。

こんなドラマを作れるのは

神以外の何物でもないと思う。

夢や理想を口先だけで言うのは簡単です!

その時は本気で言ってたとしても、

それを実現するために

努力を続けることは、

普通の人には出来ないんです。

でも、やってしまったんです。

こんな辛い事も!

プロのスポーツ選手でもなんでもない、

普通の70過ぎの女性が、

口先だけじゃなくて、

本当にやってしまったんです。

夢を大きく持つことは悪いことではない。

たとえ叶えられなくても、

夢に向かって努力する事は無駄ではないから!

でも、初めてこの話しを聞いた時、

正直、

サンティアゴは無理だと思った。

しかし

それを見事に覆えし、

もう、

あと少しで成し遂げてしまうんです!

凄い!

こんな人見た事ない!

今、

皆さんの愛に支えられ、見守られながら、

雨の中、

一歩一歩ゴールに近づいて来ています。

もの凄い強さを感じる!

もうゴールは確実だけど、

その時、

なんて言えばいいのかわからない!

何も考えてなかった。

どうしよう。

サンティアゴ大聖堂前の

オブラドイロ広場。

このホタテ貝が終点の0ポイント。

ここを踏むために、

今まで歯を喰いしばって

頑張って来た!

坂上さんが書き続けて来た

トレーニングノートには、

二年間の経緯が全て記されている。

これは、

巡礼手帳よりも価値があると思う。

大聖堂が見えて来ました。

あと少し……。

頑張って!

15:31

オブラドイロ広場に到着しました。

シゲノさんと、しっかり握手。

そして……。

そして……。

…………。

おめでとうございます!

本当に本当に

よく頑張りました。

……すごく嬉しくて、

でも、言葉はいらなかった。

目が合っただけで通じるものがあった。

 

皆さんの祝福の輪の中、

お二人の、

この笑顔が見れて本当に良かった。

坂上さん、

おめでとうございます。

そして、二年間、

本当に有り難うございました。

この瞬間を一生忘れません。

これにて、

ミッションコンプリート。

昨年6月から、

綴って参りましたこの企画も、

今回にて終了します。

いくつになっても

夢を持つ素晴しさを教えてくれた

坂上泰子さん。

そして、

ご愛読下さった皆様に、

心より感謝申し上げます。

有り難うございました。

この記事が

現在、障害や病気で苦しんでいる方に、

少しでも参考になれば幸いです。

齋藤應典

目標!サンティアゴ巡礼⑦

変形性股関節症により、歩行もままならなかった女性(70歳)との出会いが、この物語の始まりでした。

人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、医学に頼らず、自らの力で克服し、

一度は諦めかけていた夢、

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意。

その目標に向かって突き進む女性のドキュメントです。

前回の記事はこちら

田町の歩道橋から、

東京タワーが見えます。

土曜日の4往復で、

ふくらはぎの筋肉痛が

かなり来ています。

そんな中、今日は、

サンティアゴの説明会に行ってきました。

ついに

現実になる時がやって来ました。

坂上さんと出会ったのは、二年前。

あの時の状況を見れば、

ここまで回復したことは奇跡としか言いようがありません。

二年間の弛まぬ努力が

奇跡を起こしたのです。

坂上さんが、

二年前にトレーニングを始めてから、

今日に至るまで記録し続けたトレーニングレコード。

万座温泉日進舘で出会ってから、

これまでの日々が走馬灯のように駆け巡り、

感慨深くなりました。

でも、

まだ終わった訳ではありません。

本番は、これから!

スケジュール表を見ても、

かなり過酷な日程になっています。

頑張ります!

目標!サンティアゴ巡礼⑥

変形性股関節症により、歩行もままならなかった女性(70歳)との出会いが、この物語の始まりでした。

人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、医学に頼らず、自らの力で克服し、

一度は諦めかけていた夢、

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意。

その目標に向かって突き進む女性のドキュメントです。

前回の記事はコチラ

目標!サンティアゴ巡礼⑤

昨年12月の投稿から、

だいぶ間が空いてしまいました。

12月3日、

高尾山登頂に成功した坂上さん。

今年に入ってからも、

ウォーキングと、ジムでのトレーニングを積み重ねて来ました!

その努力の成果で、

かなりの距離が歩ける様になって来ました。

そして

次なる目標は、

格闘技の教室に通って、

最強マダムを目指すことに!

格闘技教室では、

選手たちが激しいスパーリングを行なっています。

生徒が女性の方が多いのに驚きました!

グラウンドから背後に回り、

マウントポジションを取った坂上選手。

スリーパーホールドで、

相手をグイグイ締め上げます!

短い期間ですが、

メキメキ上達して

本当に強くなりました!

というのはウソで〜す(^^)

なんと、

坂上さん、

一昨日まで開催していた、

MANZAPに参加していたのです。

最近では、

ウォーキングの距離も飛躍的に伸び、

一日、10km以上歩くこともできるようになってきました。

今回、

MANZAPに参加した目的は、

次の課題に取り組む為です。

サンティアゴ巡礼は、

集団行動になる為、

周りのペースに合わせて歩く事が求められます。

MANZAPのハードな4日間も、

体力的には何の問題もなく、

終えることができましたが、

三日目の、

6.7kmウォーキングでは、

先頭集団からだいぶ引き離されてしまいました。

たぶん、

サンティアゴ巡礼でも、

このくらいのペースになるのではないかと思います。

現時点で、

ここまで歩けるようになったのも、

奇跡的ですが、

やはり、

サンティアゴ巡礼を

素晴らしい旅にするには、

持久力や筋力に加えて、

スピードを付けていくトレーニングをしていかなければなりません。

神から

新たな課題を授りました。

感謝して

克服していきたいと思います。

目標!サンティアゴ巡礼⑤

変形性股関節症により歩行もままならなかった女性(70歳)との出会いがこの物語の始まりでした。

人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、医学に頼らず自らの力で克服し、一度は諦めかけていた夢、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意。

その目標に向かって突き進む女性のドキュメントです。

前回の記事はコチラ

目標!サンティアゴ巡礼④

10月14日に万座合宿を敢行し、見事に熊四郎山登頂に成功した坂上さん。

「次は、高尾山しかないですね!」と新たな目標を定めました。

そして本日、高尾山にやって来ました!

空は曇天、なんとか降らないで欲しい!

AM10:15 スタート

今回、選んだコースは6号路。

ケーブルカーの清滝駅の脇道を歩き、登山口に向かいます。

登山口までは、舗装された道が続きます。

私たち一行の脇をケーブルカーが登っていきます!

ダメです!今日は乗りません!

私たちは足で登るのです!

紅葉が鮮やかな道なのですが、すでに風景を見る余裕がない感じです!

ちょっと心配!

ここが6号路の登山口です。

さぁ、頂上目指して頑張りましょう!

山奥へと足を踏み入れていく一行。

まだ、ポールにも慣れていない様子ですが、一歩一歩、前に進んでいます。

AM10:45

弘法大師ゆかりの岩屋大師を通過しました。

まだ序盤戦なのですが、かなり苦しそう。

薬王院の滝行にも使われる、びわ滝に到着しました。

写真を撮って一休み。

びわ滝を過ぎれば、最初の休憩地点までもう少しです。

頑張りましょう!

AM11:00

最初の休憩地点に到着しました。

おにぎりを食べてエネルギー補給。

ちょっと元気になりました。

このペースですと、次の休憩地点の大山橋まで45分くらい。

そして、大山橋から頂上までは、1時間くらいかかりそうです。

道もかなり歩きづらくなって来ました。

疲れてくると、石を一つ乗り越えるのも一苦労ですね。

坂上さん、景色を楽しむ余裕は全くありません。

時間はたっぷりあるのですが、雨が心配になって来ました。

時折、パラパラと大粒の雨が落ちて来ています。

もし、雨が強くなってきたら、今回は大山橋で引き返そうと思っていました。

こういう時の判断は本当に難しいです。

……が、

そんな心配をよそに、なんとか大山橋に到着しました。

AM11:50

2回目の休憩です。

ここで、だいたい半分登った事になります。

チョコレートの力も借りて、あと半分なら、なんとか行けそうなご様子でした!

実は皆さん、ここから先が本当に大変な事をご存知ないのです。(^^)

12番のチェックポイントを過ぎた辺りから、勾配が急になります。

樹木の根っこも、地面から縦横無尽に露出して、行く手を阻んできます。

捻挫しないように気を付けて下さい!

まるでハードルのような根っこにも負けず、足場を確認しながら、着実に登っていきました。

熊四郎山のように、頂上が肉眼で見えていると安心して登れるのですが、

ゴールが見えない登山は精神的に辛いですね。

ただ、進んで行くに連れて、ポールの使い方も上手になってきました。

辛いなりにも、障害のある右の股関節の使い方をしっかり意識しながら歩いていました。

雨も上がり、雲が切れて太陽の光が射し込んで、とても美しい光景になってきました。

ちょっと記念写真!

さらに一行は、上へ上へと向かっていきます。

【今回のベストショット】

この写真は、結構気に入ってますので、大きくします!(自己満足)

ホッとしたのも束の間。

さらに難所が、一行の前に現れました。

これは厳しい!

ここは、滑落事故の危険もある場所です。

慎重に行きましょう!

……っていうか、

6号路は健常者でもかなり厳しいコースなのに、障害を持たれている方にこのコースを選んだのは誰ですか?

は〜〜〜い!  私で〜〜〜す(^^)

今度は、川の上を歩く飛び石コースに出ました。

ここを登りきれば、頂上はもうすぐです。

かなり濡れているので、滑らないように注意が必要です。

かれこれ2時間半歩き続けているので、疲労が溜まり、かなり足取りが重くなってきました。

少し前から、「ゴールはもうすぐですよ!」と励ましているのですが、 すでに信じて貰えません。

湧き水です。

この水が小川を作り、やがて多摩川へと流れ込み東京湾に繋がるのです。

海の最初の一滴ですね。

さて、飛び石を抜けると、なだらかな道に出ます。

しばらくは、安心して歩けるコースになります。

「えっ???、しばらくは??」ですって?

そうなんです。

最後に悲しくなるような難所、延々と続く階段が現れるのです!

ここです。

見上げると悲しい気持ちになる、どこまでもどこまでも続く階段。

さぁ!

ここまで登って来た事を考えれば、登らない訳には参りません。

1ブロック登り切ると、14番目のチェックポイントがあります。

頂上はもうすぐです!

最後の力を振り絞って登りましょう!

それにしても、この階段、どこまで続くのでしょう?

気が遠くなるような長さです。

精神力が試されますね。

試練とは神が私達に与えて下さる愛なのです。

人は何故、階段を登るのか?

そこに階段があるから!

いよいよ階段の終わりが見えて来ました。

明けない夜はないのです!

そして、

最後の1段!

やりました〜〜〜!

PM12:55

無事に最後の難所を制覇。

お疲れ様でした〜〜。

ここが、頂上と言っても良いのですが、せっかくなので、少し休んだらこの先の展望台に行きましょう。

ここから5分くらい歩いた所に展望台があります。

PM13:15

展望台到着。

よく頑張りました!

ほぼ3時間、歩き続ける事が出来ましたね〜。

6号路は頂上まで3.3kmなのですが、山道ですし、道路を歩く3.3km とは全然違います。

坂上さんご夫妻に初めてお会いしたのが、昨年の12月。

その時は、まさか一年後に高尾山に登っているなんて想像もできませんでした。

それだけ股関節の状態も良くなかったのです。

人間、為せば成る!という事を改めて教えて頂きました。

今日は残念ながら富士山を見ることは出来なかったのですが、この風景もとても綺麗でした。

さて、来年また次のステップを考えて、サンティアゴ巡礼の夢に一歩でも近づけるよう頑張って行きたいと思います。

現在、

様々な障害や病気と闘っている方々が、

この記事により、少しでも勇気と元気、希望を持って下されば幸いです。

目標!サンティアゴ巡礼④

変形性股関節症により、歩行もままならなかった女性70歳。

今すぐにでも人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、医学に頼らず自らの力で克服。

一度は諦めかけていた夢、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意し、その目標に向かって突き進む女性のドキュメントである。

いよいよ、坂上さんが、

熊四郎山登頂にチャレンジする日がやって来ました。

先月、27日には、

アスリートの聖地、ゴールドジムさいたまスーパーアリーナで、

みっちりとトレーニングを行いました。

昨年12月にお会いした時には、日進館の館内の移動も辛そうでしたが、最近は、駅の階段もエスカレーターを使わずに上り下りしています。

熊四郎山の登山道は展望台まで石段が472段あり、しかも随所に段差が高い場所があるのです。

それを想定して、高い段差を昇降するトレーニングも積み重ねて来ました。

左脚での昇降は問題ありません。

障害が出ている右脚もだいぶ登れるようになって来ました。

今回の登山には、

ご主人様とお姉様が同行しました。

午前中は小雨が降っていたのですが、午後になって晴れて来ました。

風もなく絶好のコンディションです。

目指すは、熊四郎山展望台!

ここです!

いざ、出発!

この登山道は遊歩道とはいえ、かなり傾斜や段差がキツい場所もあるので、障害者や高齢者には厳しいかもしれません。

ましてや標高1800m〜1900mになるので、酸素も薄く、心肺もかなり苦しくなります。

今回は、展望台まで辿り着けなくても、

半分くらい登れれば上出来かな!と思っていました。

登山者目線だと、こんな感じの道になります!

なんとか中間地点までやって来ました。

ちょっと休憩!

サンティアゴ巡礼180kmの行程で、

まず難関なのがピレーネ山脈を越えて行く事です。

実際には旅の荷物10〜30kgを背負って行くわけですから、

ヒマラヤ山脈を制覇するくらいの気構えが必要です。

さぁ、ここからゴールまでは傾斜が急になって来ます!

ここを登りきれるか、心配でした。

おしゃべりも、ほとんど無くなり、

ひたすら一歩一歩足を運ぶのに集中しています。

こういう時って、みんな何を考えているのでしょうか?

坂上さんは、帰ってから飲むご褒美ビールを思い浮かべて登っていたそうです。

そしてそして、

ご褒美ビールの力を借りて無事に展望台に到着しました。

おめでとうございます!

本当によく頑張りました。

やはり登りきった時の達成感は堪りません!

坂上さんが、「本当にありがとうございました。では、そろそろ降りましょうか!」と腰を上げた時。

私「まだ終わりじゃないんです。この先があるのです!」

一同「え〜〜っ!(◎_◎;)」

ここから本当の頂上に向かいます。

ここからは、道無き道をかき分けて登っていきます。

これぞ、登山の醍醐味!

この辺は、一歩間違えたら、さようなら!です。

皆さん、慎重に前へと進みます。

写真では分かりづらいのですが、断崖絶壁の危険な場所です。

そして、無事ゴール!

ここが山頂です。

やりました〜!

当初、ここは予定に入れてなかったのですが、

「行ける!」と確信しましたので登頂に踏み切りました。

まさかここまで来れるとは思っていなかったので私も感動しました。

これでサンティアゴが、本当に夢ではなくなって来た気がします。

次の目標に向かって一歩づつ頑張って行きましょう!