略して『投げトレ』①

昨夜は東京ドームでセパ交流戦

読売ジャイアンツVS西武ライオンズの試合を観戦しました。

菊池雄星投手のピッチングを生で観るのは久しぶりです。

序盤は球数が多く、四球でランナーを出すものの、要所要所をしっかり押さえて得点を許しませんでした。

巨人打線を7回無失点に封じて今季負けなしの7勝目をマーク。

圧巻のピッチングでした。

マウント上の姿も、かなり貫禄が出てきました。

一時、肩の張りで戦線離脱をしましたが、戻ってきて今日で二連勝。

安心しました。

さて、本題!

今回はピッチング動作やスローイング動作のパフォーマンス向上を目的としたトレーニングをご紹介します。

予告してから、だいぶ時間が経ってしまいましたが、お待たせしました!

投げトレの第1回目です。

菊池投手のピッチング動作を見てもわかるように、速い球を投げるには、弓のようにしなる体の柔軟性と筋力が必要になります。

柔軟性だけあれば良いという訳ではありません。

筋肉は引き伸ばされた状態では、収縮力が弱化しますので、単純に関節可動域が大きいだけでは速い球は投げれません。

筋力を落とさずに肩周りの柔軟性を上げて行くエクササイズを紹介します。

まず、大胸筋と肩関節外旋筋の柔軟性チェック。

整形外科でいうライトテストです。

現在の可動域はこんな感じです。

まずは他動的に、大胸筋〜三角筋前部〜上腕二頭筋〜尺側手根屈筋の連動ストレッチを行います。

複合的に腹筋群や腸腰筋〜大腿四頭筋もストレッチされています。

この状態から上体を押し上げていた右手の支えを外して、拮抗筋である三角筋後部、僧帽筋中部、菱形筋を収縮させて自動的なストレッチに移行します。

要は、肩甲骨を寄せる筋肉群に力を入れて、この体勢をキープします。

この時点では、右脚が後方に伸びている分、完全な自動的なストレッチにはなっていません。

その右脚を体側側に移行します。

この状態で体勢をキープするには、肩甲骨を寄せる筋肉群がかなり強くないとうつ伏せ側に戻ってしまいます。

この状態が完全な自動的ストレッチになります。

かなりキツそうです(^^)

終わったら、反対側も同じエクササイズを行います。

そうすると、柔軟性がUPしているのが、見てわかります。

わかりやすく並べてみると、一目瞭然です。

是非、チャレンジしてみてください!

強打者に成る為のトレーニング①

野球のバッティングを向上させる為に、技術練習以外にどの様なトレーニングを入れて行けば良いのか!

私なりにとりあげてみたいと思います………が、が、が、あくまでも私の備忘録として残す目的が主なので、事細かな、エクササイズの説明や方法は記しません。

バッティングに必要な【上肢・肩甲帯・体幹回旋筋群】トレーニング

バックハンド・エクステンション

フォアハンド・フライ

ツイスト&ワンハンドロウイング

トランクローテーション

さて、これは何をやっているのか?わかりますか?

名付けて㊙トレーニング

このようなレジスタンストレーニングを行った後は、実際にバッティングを行い、効果や意識付けを必ずやりましょう!

キャンパスライフ

今年の4月から、月1回、大阪市立大学の杉本キャンパスに来ています。

考えてみれば、高校を卒業してJACの養成所に入ってからは、過酷な日々の毎日で、こういった青春時代を過ごした経験はありませんでした。

その分普通の人には体験できないことを、たくさんやらせて頂けたので、悔いはないのですが………。

いわゆるキャンパスライフという学生生活には以前から憧れがありました。

本日は月曜日ということで、駅からキャンパスに向かう学生の波に乗っかりながら、出勤しました。

束の間の学生気分!

しかし、

到着したのはこちらです!

大阪市立大学硬式野球部。

4月から、トレーニング指導に来ているのですが、一年生の新入部員も全員揃い、今回から本格的に始まった感じです。

今まで、中学生や高校生に指導して来たのと同じように、トレーニング理論を座学でしっかりと伝えて行きました。

スポーツに傷害は付き物なのですが、普段の心がけで防げる物、良かれと思って行っていたストレッチで傷害を誘発してしまった例など、そういった知識を選手自身が持たなければ、結果は伴って来ません。

怪我をしてしまえば、試合に出る以前の問題になってしまいます。

こういった専門家を招いて指導しているアマチュアスポーツのチームや団体は少ないのではないでしょうか!

チームを率いる、辻盛監督は、博学で、探究心に溢れ、選手達にとって良いと思われる物は、どうどん取り入れていく方です。

最近、学生スポーツ界は、色々な問題で世間を騒がせていますが、こういう素晴らしい監督の元でスポーツに打ち込むことができる選手たちは幸せですね。

今、野球選手にとって、説が二つに分かれている、ウエイトトレーニング。

果たして、

野球のパフォーマンスUPに必要か否か!

プロ野球界の往年の名選手でも、意見が分かれます。

皆さんは、どう思うのでしょうか?

昨日は、4回生の久保田選手、武石選手と野球談義やトレーニング談義を交わしました。

とても楽しかったです。

えっ、答えですか?

きっと永遠のテーマでしょう!

投球動作トレーニング、略して『投げトレ』

野球のピッチャーを経験している人であれば、誰でも考える事が、

どうやったら、もっと速い球が投げられるか!

もちろん、球速だけが、ピッチングの良し悪しではありませんが、打者との駆け引きにせよ、緩急を使った投球術を行使するには、ストレートの球速が速ければ速いほど、効果的である事は言うまでもありません。

外野手にせよ、レーザービームで本塁で走者を刺したり、遊撃手が三遊間の深い位置からファーストへの送球で打者走者を刺すのは、野球の醍醐味です。

しかし、野手と投手では投げる数が違うのです。

速い球を投げれば投げる程、肩関節や肘関節の負担は大きくなり、プロ野球選手など、速球投手で一度も障害を起こした事がない投手はいないと思います。

私も様々な場所で、指導する機会も多いのですが、どんなに無駄のないフォームで投げていたとしても、数を投げて、自分の回復力を上回る負担が蓄積されれば、必ず故障は起こります。

メジャーリーグなどでは球数制限が当たり前になって来ました。

そんな中でも、極力、傷害のリスクを減らして、有効なピッチングを行う為のトレーニング法を、私なりに、これから少しずつ紹介して行きたいと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

ダンサーズ・トレーニング、略して『ダントレ』

クラシックバレエ、新体操、競技ダンス、フィギュアスケートなど、フィギュア系スポーツの選手をみることが最近は多くなりました。

究極の美しさを追求するスポーツなだけに障害が起きる危険性も高くなります。

今までも数多くの障害を持った選手やダンサーが私の元にやってきました。

また現在は現役を引退して指導者として活動されている方も、多くが障害等で悩まれているのが現状です。

やはり、どのスポーツにも言える事ですが、技術的な練習に時間をかけ、ベースとなるトレーニングが不十分なために体に不具合が生じるケースが多いです。

そこで、

ビジュアル系スポーツを行なっている方に向けて

ベースとなるトレーニングメソッドを

このブログでも少しずつ紹介していこうと思っています。

 

ダンサーズ・トレーニング

略して「ダントレ」

シリーズで紹介して参りますので、どうぞ参考にしてください。

スピード測定を開始します。

やはり、

スピードが重要な要素を占める

競技スポーツにおいて

スピード測定は、

選手の状態や、

今後のトレーニングプランを構築して行く上で

重要な指針になります。

ピッチング


バッティングのスィング速度


ゴルフ、テニス、バドミントンのスィング速度や

サッカーのシュートスピードなども測定可能です。

是非、お役立て下さい。

特別授業

今日は、

千葉県野田市立関宿中学校にて、

全校生徒に向けての

特別授業を行いました。

全校生徒59人、

3年生は5人しかいません。

中学生の体力レベルを

学校別に見てみると、

生徒数の少ない学校が、

体力レベルや運動能力レベルが

低い傾向があるそうです。

部活動や、

学校対抗の体育祭や駅伝などをとっても、

生徒数の多い学校のほうが、

牌が多い分、

選抜して代表を選ぶ際にも、

有利なのがわかります。

ただ問題点は、

学校対抗で最下位などになった場合、

生徒全員が、

運動に対する自信を失ってしまい

運動嫌いになってしまう事なのです。

中学生の体力や運動能力を

個々に比べれば、

そんなに差がなくても、

そういう集団に属してしまう事で、

自分の才能を

評価できなくなってしまうのは、

生徒の生涯においても

悪影響が懸念されます。

千葉県の東葛地区71校で行われている、

伝統行事の駅伝大会で、

関宿中学校は最下位になってしまい、

全校生徒が、

意気消沈してしまっているとの事でした。

稲橋校長先生より、

何とか突破口を見出したいとの

お話しを頂き、

今回の授業に至りました。

このような場所で、

子供たちや選手、

はたまた障害を持たれている方などに

お伝えしている事は一つです。

人間の身体って

本当は凄いんだよ!

人間の可能性は無限大!

みんな、

そのパワーの使い方を

知らないだけなんだよ!

いつも、

そんなテーマで授業を進めていますが、

今回も、

生徒たちが目を輝かせて

楽しそうに授業を受けてくれました。

体に関しても、運動に関しても、

正しい知識を持つ事は

生涯を健康に過ごす為に

とても重要になってきます。

この様な取り組みが

全国的に広がって行く事を

切に願っています。

お伝えしたことが、

みんなの役に立ちますように。


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