脊髄小脳変性症と生きる・高橋忠史さん⑤

高橋忠史さんが、歌い終えると会場からは大きな拍手が湧き起こりました!

出来れば、もっと聴きたい!

もっと歌って欲しい!

皆さんがそう思われたと思います。

いや〜っ、本当に素晴らしかった!

忠史さん、ありがとうございました。

歌い終えて廊下に出てきた忠史さんの第一声が「疲れた〜!」でした。

声が出るかどうか、という懸念もあった中、お客さん一人一人の心の中にまでメッセージがしっかり届いたという、安堵の表情が伺えます。

廊下では、ファンの皆さんが駆け寄って来て、忠史さんに声を掛けられていました。

まずは、ロビーで一休み。

体調が心配だったのですが、大丈夫そうですね。

笑顔でお話しする忠史さん。

ステージでは、音楽会のフィナーレの演奏が行われています。

サポートチームの皆さん、お疲れ様でした〜!

私も、一緒に撮って頂きました。

音楽会が全て終了して、帰るお客さんで会場ロビーが騒ついて来ました。

忠史さんの周りに皆さんが集まって来ます。

出口付近でも、たくさんの方が忠史さんに声をかけていました。

たった一曲、10分間のステージでこれだけの方を魅了してしまうのですから、ただ者ではありません。

これからもライブやっていかないといけませんね。

さてと、お迎えの車が来たようです。

だいぶお疲れなようなので、帰ってゆっくり休んで下さい。

会場を後にして、車に乗り込みます。

やはり大スターですね(^^)

忠史さん、またお会いしましょうね。

お疲れ様でした。

車はご自宅に向けて出発しました。

まだ忠史さんの余韻というか、エネルギーが残っているような感じがしました。

人生の中で、こういった感動する場面には、たまに遭遇しますが、本当にこの瞬間に感謝するしかありません。

私も明日から頑張ります!

脊髄小脳変性症と生きる・高橋忠史さん④

PM17:55

高橋忠史さんがステージに上がりました。

まずは、皆さんにご挨拶。

忠史さんの病名は、脊髄小脳変性症・多系統萎縮症という難病です。

これは本当に稀な病気で、最近では研究が進んで来ている物の、これと言った原因と治療法は無く、まだ手探り状態での医療が行われている状況です。

10万人中4〜5人がこの病気になっているそうですが、その中でも、遺伝性と非遺伝性の物にも分かれますし、忠史さんの場合は多系統萎縮症がメインで、多系統萎縮症の一部は脊髄小脳変性症として認められるといった状況のようです。

そのような難病と闘いながらも、シンガーソングライターとしての活動を止める事なく、日々、音楽作りをされながら、今日のステージに立たれました。

今、ステージでは、自己紹介とバンドメンバーの紹介が行われています。

さぁ、演奏開始です!

曲は「時は流れ人は生きている」

最近は普段話す言葉も徐々に呂律が回らなくなって来ていると仰っていました。

ステージでのトークも以前お会いした時に比べると、若干聞き取り辛くなっているような気がしました。

ところが、「時は流れ人は生きている」を歌い始めると、まるで別人!

全盛期を彷彿とさせる歌声とパワーで観客を高橋ワールドに引き摺り込みました。

立見のお客さんまでいる満員の会場が感動の渦。

忠史さんがブログで常に言っている事は、死を恐れる事よりも、今、生きている一日一日を力強く生きていく!

この歌にも、そんなメッセージが込められているように感じました。

ハンカチで目頭を押さえている方も多く見かけました。

歌っている姿や声は、完全なる一人のアーティスト!健常者!

大きなオーラを纏っていました!

あっという間の10分だったのか、時間がゆっくり流れて一瞬止まっているような感じもする、不思議な感覚でした。

無事に終わりました。というより終わってしまったと言った方が正解かもしれない。

大きな拍手に包まれて笑顔の高橋忠史さん。

本当に素晴らしかったです。

忠史さん、ありがとう!

【つづく】

脊髄小脳変性症と生きる・高橋忠史さん③

ちょうど一年前の投稿で、脊髄小脳変性症を発症して苦しい闘病生活をしながらも強く生きているシンガーソングライターの高橋忠史さんを紹介しました。

ご覧になられた方もいるかもしれません。

今日は、小平市中央公民館にやって参りました。

「みんなでつくる音楽祭in小平」

という小平市が主催する市民の音楽イベントが行われていました。

今夜このステージに、高橋忠史さんが立つという事で応援にやって来ました。

忠史さんの出番前、控え室に伺いました。

約一年ぶりの再会です。

いつも忠史さんのお身体を診て下さっている鍼灸師の先生がマッサージをしていました。

とても気持ち良さそうです。

出番数分前なのに緊張している様子は全くありません。

余裕の忠史さん! 流石です。

その頃、会場では素晴らしい演奏に盛り上がっていました。

こちらは、小平市のゆるキャラ・マスコット「ブルベー君」

さて、そろそろ出番が近づいて来ました。

ゆっくり立ち上がる高橋さん。

昨年お会いした時より、病状がだいぶ進行してしまったと、仰っていました。

控え室を出て、会場に向かいます。

エレベーターの前で、ハイポーズ!

サポートするのは、ミキさんとナオトさん!

やっと、ステージの控え室に到着しました。

あと、二曲で、忠史さんの出番です。

私の方が、少し緊張して来ました!

下手側の舞台袖でステージを見つめる忠史さん。

この時、明らかに眼が変わって来たのがわかりました。

完全にシンガーソングライター高橋忠史がそこに居ました!

まもなくステージに立ちます!

【つづく】

 脊髄小脳変性症と生きる・高橋忠史さん②

今日は、小平市にある国立精神・神経医療研究センター病院に伺いました。

シンガーソングライター・高橋忠史さんのお見舞いです。

この日本最大とも言える精神・神経科の病院です。

ここは広大な敷地にある研究施設の医療機関で、MAPを見て病棟を探してたら、総合動物実験棟も有り、少し尻込みしてしまいました。


高橋さん、毎日、検査検査で大変なようです。

「検査といっても、研究材料みたいな物ですから。でも、皆さん、本当に親切でありがたいです。」

高橋さんの言葉に胸が詰まりました。

いつも病院内を歩行器を使って歩き回っているそうですが、足が重いと仰っていました。


さて、今日は、お約束のパーソナルトレーニング2回目。

エクササイズボールを使って、体幹と股関節回りの筋群の強化を行いました。
これぞ、パーソナル版『体が甦る!奇跡のエクササイズ』

【まずはチェック】

椅子に座った状態で、膝の間にボールを挟み、膝を持ち上げてみると、あまり上がりません。

膝が地面と水平までしか上がってないのが、わかります。

この状態で、膝を持ち上げるには、腸腰筋と前脛骨筋がしっかり連動して働く必要があるのです。

現代社会において、子供から大人まで、ここが使えていない人がかなり多いのです。

こうなると、子供たちの運動能力や体力は伸びません。

大人になれば、歩行動作や階段の昇り降りにも支障を来し、強いては、腰痛や膝の障害にも結びついてしまいます。

【トレーニング開始】

まずは、脊柱ラインに刺激を入れます。

ボールを背中で潰す感じ!

何回か繰り返します。


今度は、立った状態で、股関節にボールを挟んでギュ〜ッと潰します。

腸腰筋の最大収縮ポジションで最大筋出力を発揮します。

反対の股関節も同じようにやります。

ここで、思いっきり力を入れる事が重要です。


トレーニングは、たったこれだけです。

するとどうでしょう〜。
最初にやった、椅子に座ってボールを挟んだ状態で膝を持ち上げると、

 オーーーっ!


こんなに上がるようになりました(^。^)

奇跡です〜〜って、言いたい所ですが、普通の出来事です。

こうなれば、しめたモンです!

足は軽くなり歩行動作も楽になります。

甦えった、高橋さん!

もう一度、比べて見てみましょう。

こんなに変わってしまうんです!

こうなると、歩行器での歩行も、さっきまでとは打って変わって、とても楽に歩けるようになるのです。


念願のタリーズコーヒーに行けるようになりました。

メッチャ足も高く上がっています。


足取りも軽く、タリーズに行くと……??

到着すると……??

なんか、暗いんですけど〜〜。


ガーン!( ̄◇ ̄;)

お休みダァ〜。


まぁ!

今日は、缶コーヒーで、我慢することになりました。


それでも、外出して飲む缶コーヒーは美味しいですよね。

タリーズは、次回のお楽しみという事で^ ^


高橋さんが毎日綴られているブログには、高橋忠史さんの哲学が一杯詰まっています。

是非、多くの方に読んで頂ければと思っています。

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【高橋忠史・脊髄小脳変性症と生きる・唄い屋】


みんなが応援しています。

希望を持って頑張りましょう!

脊髄小脳変性症と生きる・高橋忠史さん

現在、FMひがしくるめ「そらじお」で放送中の「特集ゾーン」


放送の中で、トークの合間に流れる1曲目が、
高橋忠史さんの「ランナー」という曲です。
自分の放送を新ためて聴いた時、
この曲に魂が震えました。

丁度、再起不能と言われた大怪我をした時の事をトークでお話しした後に曲がかかったので、タイミングといい高橋さんの力強い歌声といい、全てが私の琴線に触れました。

この放送で、高橋さんと運命を感じ、本日、お会いすることになりました。

高橋さんは、現在、脊髄小脳変性症という難病で、闘病中でした。
現代医学では薬も治療法もない難病です。
ブログを拝見すると、病気と向き合いながらも頑張ってる姿に、私でも多少なりともお力になれればと思ってもいました。


玄関には、愛車の車椅子が置いてありました。

普段、外に出る時は車椅子だそうです。

お宅にお邪魔すると、元気な声で、迎えて下さいました。

病名からのイメージで、弱々しいお姿を想像していたのですが、物凄くパワフルですし、椅子に座ってお話ししている分には健康そのもの!

全く病人には見えません。


終始、高橋さんの音楽人生のお話しを聞かせて頂き、今だに情熱が衰えていない事を認識しました。

そのうち、私の頭の中に、

立てるかもしれない!という

予感がしました。


結果は、見ての通り、脊柱ラインを少し調整して、脊柱に力を入れるトレーニングを5分くらいして頂いたら、何も捕まらずに、スッと立てるようになりました。
この時の模様は、高橋忠史さんのブログでご覧下さい。

【髙橋忠史・脊髄小脳変性症と生きる・唄い屋】

皆様、髙橋忠史さんの応援、どうぞ宜しくお願い致します。