小細工!

昨日、

無事に巡礼が終わってホッとしています。

今日は朝から市内観光をして、

午後、サンティアゴ空港からマドリードに行きます。

巡礼シーズンから、やや外れた時期であったので、人も少なく、大聖堂や市内をスムーズに見学する事ができました。

大聖堂は来年まで工事中の為、

入れる場所に制限がありましたが、

聖ヤコブ像との抱擁と、お墓を見ることは出来ました。

現在工事中の、

西側の門。(2020年完成予定)

この門の名前を忘れてしまいましたが、かなり歪んで作られています。

これが、

デザイン的に美しいからでしょうか?

こちらは、大聖堂の外観です。

重要文化財であり世界遺産である大聖堂。

外観もたくさん写真に収めたのですが、

撮れば撮るほど、おかしい事に気づくのです。

建物の真正面から撮ろうとしても、

どこが真正面だかわからない!

どこから写しても傾いているように映るのです。

よく見たら、

向かって右側の塔が傾いて作られていたのです。

ここでも、日本の神社と同じような事が行われていたんですね。

サンティアゴまでの巡礼は、

古代ローマから中世にかけての歴史を学ぶ旅でもあったわけですが、

それは、

殺戮、略奪、洗脳、支配の歴史を再認識する旅と言っても過言ではありませんでした。

レオンからサンティアゴまで、

歴史的建造物の数々を見て回ってきました。

大聖堂や博物館の表や壁面には

芸術的な彫刻や絵画が残されていましたが、

おぞましい内容の物が多かったです。

国王はいつの世も自分の身に危険が及ぶことを恐れていました。

時の権力者は、庶民を洗脳する為に、宗教を利用して来た事がよくわかります。

神様の存在をいつの間にか、

「国王が神である」

という概念にすり替え、

刃向かったり、背いたりすれば地獄に落ちると、

人民を洗脳して行ったのです。

地球上のレイライン上にある、フランス人の道。

宗教や信仰に関係なく、ここを歩けば、何かしらの変化がもたらされる。

これは自然の摂理なので邪魔することはできません。

ここを訪れた巡礼者の霊性が上がるのを、時の権力者は恐れたんでしょうね。

一人一人の次元が上昇してしまえば、支配できなくなり都合が悪い。

巡礼の終着点である大聖堂を歪ませる事で、

霊性を減衰させる小細工も

当時のまま残されていました。

あくまでも

私の妄想と推測ですので‥‥

当時、

サンティアゴに巡礼すると、

「全ての罪が赦される」という事で、

聖ヤコブに救いを求め、

多くの人が命をかけて800kmを歩いた巡礼路。

そもそも「罪」って何ですか?

と、疑問に思うのですが、

それだけ、大変な時代だったのでしょう。

目標!サンティアゴ巡礼【最終回】

変形性股関節症により、歩行もままならなかった女性(70歳)との出会いが、この物語の始まりでした。

人工股関節手術をすべきと医師から告げられるも、

医学に頼らず、自らの力で克服し、

一度は諦めかけていた夢、

サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼に挑戦することを決意。

その目標に向かって突き進む女性のドキュメントです。

第一回目の記事はこちら

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

目標!サンティアゴ巡礼①

今、一人の女性が奇跡の瞬間を迎えようとしています。

奇跡というより、

軌跡と言った方が

正しいかもしれない。

ゴールした瞬間!

坂上さんは、思いっきり泣くでしょう。

でも、私は絶対泣きません。

意地でも泣きません!

巡礼中、

集団から遅れて、

いつも最後尾を歩いていました。

最後の集合場所で、

「ここからは、あなたが先頭を行きなさい。」と

参加者の皆さんから言われ

背中を押された時、

坂上さんの目から涙が溢れた!

それを見て、

思わず不覚にも貰い泣き!

まだ早いでしょう〜!

ここじゃないでしょう!

だから

ゴールでは絶対泣かない宣言!

坂上夫妻に出逢ったのは、

2017年12月。

あれから約二年。

あの時、

今この場所に一緒にいる事を

誰が想像できたでしょう。

 

実は、

あの時から、

奇跡は始まっていたのです。

出会いも奇跡であれば、

変形性股関節症だったことも奇跡。

もし坂上さんが、

股関節に障害を持っていなかったら、

出会っていないし、

私がここにいる事もあり得ない。

こんなドラマを作れるのは

神以外の何物でもないと思う。

夢や理想を口先だけで言うのは簡単です!

その時は本気で言ってたとしても、

それを実現するために

努力を続けることは、

普通の人には出来ないんです。

でも、やってしまったんです。

こんな辛い事も!

プロのスポーツ選手でもなんでもない、

普通の70過ぎの女性が、

口先だけじゃなくて、

本当にやってしまったんです。

夢を大きく持つことは悪いことではない。

たとえ叶えられなくても、

夢に向かって努力する事は無駄ではないから!

でも、初めてこの話しを聞いた時、

正直、

サンティアゴは無理だと思った。

しかし

それを見事に覆えし、

もう、

あと少しで成し遂げてしまうんです!

凄い!

こんな人見た事ない!

今、

皆さんの愛に支えられ、見守られながら、

雨の中、

一歩一歩ゴールに近づいて来ています。

もの凄い強さを感じる!

もうゴールは確実だけど、

その時、

なんて言えばいいのかわからない!

何も考えてなかった。

どうしよう。

サンティアゴ大聖堂前の

オブラドイロ広場。

このホタテ貝が終点の0ポイント。

ここを踏むために、

今まで歯を喰いしばって

頑張って来た!

坂上さんが書き続けて来た

トレーニングノートには、

二年間の経緯が全て記されている。

これは、

巡礼手帳よりも価値があると思う。

大聖堂が見えて来ました。

あと少し……。

頑張って!

15:31

オブラドイロ広場に到着しました。

シゲノさんと、しっかり握手。

そして……。

そして……。

…………。

おめでとうございます!

本当に本当に

よく頑張りました。

……すごく嬉しくて、

でも、言葉はいらなかった。

目が合っただけで通じるものがあった。

 

皆さんの祝福の輪の中、

お二人の、

この笑顔が見れて本当に良かった。

坂上さん、

おめでとうございます。

そして、二年間、

本当に有り難うございました。

この瞬間を一生忘れません。

これにて、

ミッションコンプリート。

昨年6月から、

綴って参りましたこの企画も、

今回にて終了します。

いくつになっても

夢を持つ素晴しさを教えてくれた

坂上泰子さん。

そして、

ご愛読下さった皆様に、

心より感謝申し上げます。

有り難うございました。

この記事が

現在、障害や病気で苦しんでいる方に、

少しでも参考になれば幸いです。

齋藤應典

いよいよ、クライマックス!

巡礼最終日を迎えました。

曇天なのに美しい

スペインの空

今日の予定は言うまでもありません。

目指すは、

サンティアゴ・デ・コンポステーラ

ゴールまで、あと16km

AM8:30

アメナル村より出発。

幸い雨は降っていません。

最初の目的地は

サン・パイオのバルです。

残すところ

ゴールまでは、15.910km

たかが15km、されど15km。

油断禁物です!

坂上さんを無事にゴールさせること!

それだけです。

AM9:05

雨が降り始めました。

雨対策も万全です。

みんな手際がよくなりました。

と思ったら、

すぐに止んでしまいました。

雲間に青空も見え始めました。

ラッキーです!

サンティアゴの石像モニュメントがありました。

近くにいた参加者の皆さんと記念撮影!

皆さん、ステキな笑顔です(^o^)

空港の脇を抜けて行きます。

帰りは、

ここから飛ぶのですねー。

とても静かで、

心休まる巡礼の旅でしたが、

空港の脇を通る時だけは、

騒音が凄いです!

AM9:37

サン・パイオのバルに到着しました。

今日も、

お約束のオレンジジュース!

巡礼路で飲むのは、これが最後かな。

こんな、

オレンジジュース製造マシンは、

日本では見た事ありません。

さて、

次の目的地は、

ここから10分〜15分の道をくぐった所。

道が判りづらいので、

細かく区切って行きます。

シゲノさんのお隣は、

坂上さんのご主人様です。

みんなから

『坂上パパ』との愛称で

親しまれています(^^)

再び雨が降ってきました。

今のところ、ゆっくりペースなので、

皆さんと一緒に歩けています。

AM10:09

道路をくぐった所に到着しました。

ここから

ラバ・コージャに向かい

バスに合流します。

道の真ん中で、歩けなくなり、

しゃがみこんでいる巡礼者がいました。

巡礼の過酷さを物語っています。

何が起こるかわかりません。

普段、使わなくても

ポールは常備しておいた方がよいですね。

AM10:39

バスに合流しました。

今日まで、

私たちをサポートして下さった

ドライバーのミゲルさん。

いつも笑顔で、

みんなを励ましてくれました。

今日でお別れかと思うと辛いです。

次の目的地は、

サン・マルコスにあるレストラン

Calzada を目指します。

いつもトップを行く

西垣さんのグループ。

姿が見えなくなる前にパチリ!

先ほど、

サンティアゴ空港の脇を通ったので、

あとは街中を歩くのかと思いきや、

巡礼路は、山の中へと続いていきます。

本当に

この巡礼路は面白いですね〜。

そんな中、

坂上さんのお姉さんが、

左脚に強い痛みが出て歩くことが出来なくなりました。

何もない場所だったので、

そのまま草むらの上に寝かせて、

応急処置を行いました。

少し回復して歩いたのですが、

大聖堂は遠く、

断念せざるを得なくなりました。

お姉さんを乗せたバスが、

坂上さんの前を通り過ぎていきます。

でも、本当に

ここまでよく頑張りました。

正直、悔しい。

4人でゴールしたかった。

昨晩、調整した時に、

筋膜張筋の異常に

何で気づかなかったんだろう。

まだまだ甘い!

「気持ちを切り替えるしかない!」

いつも選手に言っている言葉を、

そのまま自分に言ってみるけど、

そう簡単には切り替えられない。

今回、

私たちの巡礼には、

バスがサポートをしてくれている。

今回そのおかげで助かった。

もし、バスが無かったらと思うと青ざめる。

逆に言えば、

バスが付いているから参加した人も多い。

このツアーは、本当に素晴らしい。

たぶん、

先ほど道でうずくまっていた女性も、

もう歩くことは出来ない。

あの後、どうなったんだろう。

たぶんセーフティは何も考えていない!

この巡礼路には、

巡礼中に亡くなった方の慰霊碑が

いくつも立っている。

着の身着のまま、寝袋ひとつでお金も持たずに、800kmを歩くのが巡礼なのか。

最後の最後に、色々考えさせられた。

13:30

ゴゾの丘に到着。

6€で買った→Tシャツが

輝いています。

サンティアゴ大聖堂が見えます。

13:50

参加者全員で記念撮影。

ここまで温かく

ご一緒して下さった皆様に

心より感謝申し上げます。

さぁ、

いよいよ、

クライマックスです!

レイライン

AM 8:45

本日の出発点

プレグントーニョに到着しました。

各自で準備運動。

今日の予定は

アメナル村までの約20kmを歩きます。

AM8:49

最初の休憩地点、

カルサーダに向かってスタートしました。

ゴールが近づいて来たせいか、

今日は最初から

皆さん飛ばして行きます。

あっという間に置いていかれました。

サンティアゴまで、残り30 kmくらい。

私としては、

もうすぐ終わってしまうことが淋しくて、

ゆっくり味わって、一歩一歩大切に、

地面を踏みしめて歩いていきたい。

そんな気持ちです。

今、坂上さんは、

どんな気持ちで歩いているのでしょうか?

連日歩き続ける過酷さゆえに、疲労の蓄積はあるのですが、

反面、日に日に筋力もUPしているようで、

歩く姿には、

以前のような弱々しさが全く感じられなくなりました。

今日から天気は下り坂。

昨日までとは打って変わって、

降ったり止んだりの中での巡礼になりそうです。

快晴だったのは、

一昨日と昨日の二日間だけでした。

ほとんどが雨だったので、さすがに雨具の装着にも慣れて来ました。

最初の頃は、突然の雨で、

リュックからポンチョを出すのも面倒でしたし、

雨が止んでからポンチョを収納するのも面倒臭くストレスでした。

否が応でも、

その作業を歩きながら何度も繰り返しているうちに、

いつの間にか、普通のことになっています。

慣れってすごいですね。

AM9:44

サルセーダのバルに到着しました。

次の目的地は、

サルセーダです。

この巡礼路は、

国道の脇のセンダ(巡礼者用の道)や、

市街地、部落や集落、牧場、麦畑、森林、大平原、山道と、

様々な場所を通ります。

山道を歩いていたと思ったら、突然、集落が現れたりと、少し歩いただけで、ロケーションがコロコロ変わっていきます。

ですので、

写真を撮るのがとても楽しいのです。

昨日までで、撮影枚数が1200枚を超えました。

坂上さんも、

写真を撮るのがお好きな方なのですが、

今回は、歩くのに集中していて、

巡礼路ではほとんど写真を撮っていません。

たまにiPhoneを出して撮る程度です。

以前から、

私が撮る写真を気に入って下さっているので、

多分、巡礼路での写真は任されている感じです。

良い思い出として残して頂ければ幸いです。

写真撮影の基本は、

光と影をいかに捕らえるか!

これは、言うまでもありません。

この基本に忠実に、

巡礼路での写真を撮っていたら、大きな気付きがありました。

私がこの地に連れて来られたのは、

このことを学ばされるためだと確信しました!

ちょっと大袈裟ですが(^^)

感覚的なものなので、言葉や文字にするのが難しいのですが……。

花は太陽の光を受けて、美しく輝きます。

その花を見たときに人は

「キレイな花!」って認識します。

簡単に言うと、

たしかに「花」もキレイなのですが、

「光」そのものがキレイだということが分かったのです。

そんな事を感じ始めたのは、レオン大聖堂でした。

大聖堂の中に入った時、

壁一面に貼りめぐらされたステンドグラスから入ってくる光が、とても美しくて感動しました。

ここでも写真をたくさん撮ったのですが、

撮っているうちに、

美しいのは「光」?

それとも「ステンドグラス」?

と、わからなくなって来たのが始まりでした。

外にある太陽光も、ステンドグラスを通過した太陽光と同じ光。

人間は光が物に当たって反射したり、物を通過した時に、光の美しさを認識できる。

逆に、

その物自体が美しいのに、光が当たっていなければ、その美しさを認識できないのだと思ったのです。

な〜んて書いているうちに、

サルサーダに入りました。

AM11:28

バスと合流

ここまでは、かなり順調です。

でも油断は禁物!

今日は最長距離を歩かなければなりません。

次の目的地は、エンパルメ。

オ・セアロイドというバルで昼食です。

頑張りましょう!

さて、先ほどの続きです。

人間の目は節穴で、

物事を部分的にしか認識できないし捉えられない。

それは以前からわかっているのですが、なかなか解決の手立てが見つからなかった。

光が当たっている時だけ、その花の美しさがわかる。

それは、

脚光を浴びている時だけ、その人が輝いて見えるのと同じこと。

光が当たっていなくても、その物の本質がわかったり、物に当たっていなくても、光を感じられるようになる。

理屈ではなく、感覚でわかる事!

それがレオン大聖堂で、

神から与えられた宿題でした。

おーっと、雨が降ってきました〜!

しばし失礼致します。

かなり強い雨が降って来ました!

降ると気温も下がります。

文字を打つのが難しくなってきたので、

しばらくは写真のみで

巡礼の雰囲気をお楽しみください。

12:43

オ・セアドイロに到着しました。

これで、昼食になります。

午後は晴れてくれますように!

食べログではないので、食事内容は載せません。

次の目的地は

オ・ペドロウソ。バスに合流です。

午後も雨は止む気配がありません。

でも、残すところ

サンティアゴまで、20kmになりました。

車で走れば、20分で着いてしまいます。

でも、この中には、

どんなに雨が降っても、寒くても、車で行きたいと思っている人は、一人もいません。

歩くことが、

こんなに楽しくて尊いことだと、

教えてくれた巡礼路に

本当に感謝しています。

高度経済成長の真っ只中で育った私は、

少しでも早く便利な物が良いと思って来ました。

でも、もうリニアモーターカーなんて必要ないんです。

今の新幹線よりも、10分〜20分早く着くことに、なんの価値もない。

所詮、飛行機には勝てないんだし。

宇宙から地球を見た時に、

地球上に光のラインが見えるのが、

レイラインと呼ばれている「フランス人の道」

今回歩かせて頂いているのは、

800kmのうちの109kmですが、

ここまで多くの恩恵を頂きました。

まだゴールしてないのですが、

たぶん明日は感動して何も書けないと思うので、

今日のうちに書いておきます。

【結論】

太陽の光のように、自分も人を輝かせる存在になりたいと、かねてから思っていました。

でも、それは無理だということが分かりました。

そんな存在になれるのは、あの世に行ってからかもしれません。

なぜなら、

今回、光の本質、光の素粒子が見えた時、

それは、ついこの前まで、

この世に一緒にいた人たちや動物、植物であることが、ハッキリ分かりました。

子供の頃から、死んだらどうなるのか?

何処へ行くのか?

不安と疑問を持ったまま、ずーっと生きてきました。

人を輝かせる存在になろうとか、

人を幸せにしたいとか、助けたいとか、

全てが、おこがましい。

エゴなんです。

それよりも、

自分もこの光をたっぷり浴びて輝いて、本当に自分のやりたいことをやっていくこと。

それが大切なことだとわかりました。

それが、間接的に、人を喜ばせたり、助けたりする事につながれば尚良いですね。

長々と書いているうちに、

アメナル村に到着しました。

明日は、いよいよ巡礼の最終日。

サンティアゴ・デ・コンポステーラに

参上つかまつる。

皆さん、

天気予報に釘付けです。

はい、明日は雨です!

決定(^o^)

時速4km突破!

サンティアゴ・デ・コンポステーラまで

52.908km

今日の予定は、

ここから、

プレグントーニョ村への19km

AM 8:50

昨日のタコ専門店 A Garnachaを出発。

サン・ロケ礼拝堂を通過。

メリーデの市街地を抜けて、

郊外にある

サンタ・マリア教会に向かいました。

途中には、

露天商が集まる朝市がありました。

AM 9;50

サンタ・マリア教会に到着。

残念ながら、

こちらも開いておらず、

セージョを頂くことは出来ませんでした。

気を取り直して、

次の休憩地点

ボエンテのバルに向かいます。

このあたりは、

馬の牧場がたくさんあります。

ポツンと一頭の白馬(芦毛)が

淋しそうに佇んでいました。

呼んでみたら、

近づいて来てくれました。

サンティアゴへの巡礼中で、

プレグントーニョに向かっていると伝えたら、

「僕に乗っていけばいいよ!」

と、言ってくれました。

なんて親切な馬でしょう!

「せっかくだけど、今回はグループで巡礼しているから、僕だけ乗る訳にはいかないんだよー。でも、嬉しかったよ〜! お気持ちだけ受け取っておくね。ありがとう😊」

「そっかー、残念だね〜。じゃあさ〜今度、800kmに挑戦する時は、声を掛けてね^ ^」

「本当〜!嬉しい!その時はヨロシクね!」

「せっかく友達になったんだから、記念写真撮ろうよ。」

「オッケー👌 あとでLINEで送るね〜!」

サンティアゴの巡礼路では

数々の奇跡が起きます。

レイラインの上を歩いているだけで、

眠っていた能力が目覚めることもあります。

私もいつの間にか、

動物と話すことができるようになっていました。

巡礼はファンタジー!

もちろん、

私がこんな能力に目覚めたことは、

誰も知るよしがありません。

キレイな小川に橋が掛かっていました。

今日のコースは

メルヘンチックですね〜。

この後も何か起きそうです(^^)

またまた、

おとぎ話に出てきそうな、キノコ発見!

「こんにちは〜! 君は毒キノコ?」

「………、」

無視されました。

坂上さん、

今日も順調に歩いています。

表情にもゆとりが出てきました。

AM10:45

ボエンテのバルに到着。

天井から壁面まで、

帽子で埋め尽くされています。

全部で、2751個。

全て巡礼者が置いて行った物だそうです。

さて次は、

カスタニエーダでバスと合流します。

それにしても

今日はかなり順調です。

Team SKGは、

いつもでしたら集団から遅れて

最後尾を歩いているのですが、

今日は、

中盤グループと一緒に歩いていて、

とても楽しそうです。

プレグントーニョまで

このペースで行けたらいいなぁ。

「大丈夫だよ!今日は行けるよ!」

と、

どこからか声が聞こえて来ました。

「誰?」

「ここだよ!」

「君か〜!君は誰?」

「見りゃわかるでしょ。鳥だよ。」

「めっちゃ可愛いい💕 写真撮っていい?」

「もう撮ってるじゃん!」

「もっとUPで撮りたい!」

「忙しいから、早くしてよね。」

「ありがとう!」

「巡礼、頑張れよ! もう50kmないからさ!」

「ありがとう、頑張るね。」

「今日は雨降らないから、今のうちに距離稼げよ!」

「そうなんだ!助かるよー。あっ、今後ろから仲間も来るんだけど、みんなにも写真撮らせてよ。」

「やだっ!忙しい!じゃあね〜」

と、

飛び立って行きました。

11:30

カスタニエーダに到着しました。

次は、

リバディーソのバルに向かいます。

もう少しで昼食です。

頑張りましょう!

ここへ来て、

ちょっと失速して来ました。

集団からあまり離れないように頑張って!

「いいんだよ!巡礼なんだから、自分のペースでゆっくり歩けば。」

「そうよ、ゆっくり歩けばいいのよ。あたしたちなんて、ゆっくりしか歩けないんだから。」

と、またまた、

どこからともなく

声が聞こえて来ました。

「急いで歩いたら、すぐに痩せちゃうんだから! 痩せたらお乳が出なくなっちゃうんだから。」

だそうです。

タイムを見てみると、

坂上さんのペースは落ちていませんでした。

他の皆さんがスパートしているだけだったのです。

傾向として、

どうやらお腹が空くと全体的にペースが上がるみたいです。

では、

このペースでいきましょう!

気がついたら、

サンティアゴまで、42.044kmになってました。

汗の量が半端ではありません。

雨でもビショビショ!

晴れてもビショビショ!

ローマ時代の橋が見えました。

ここを渡れば目的地です。

12:25

リバディーソのバルに到着

13:35

見事完食!TeamSKG

すごい食欲です!

次は、

アルスーアの手前でバスに合流します。

14:12

バスに合流しましたが、

そのまま歩き続けました。

かなり調子が良さそうです。

ラップタイムを見てみると!

!(◎_◎;)

2km歩いた時点で、29分51秒。

という事は、

時速4kmをクリアしています。

これは快挙です!

約二年間のトレーニングで、

距離は歩けるようになって来たのですが、

スピードという点が課題でした。

今年の6月以降は、

スピードを上げるトレーニングを行なってきましたが、

無理をすると痛みが強く出るので、

なかなか思うようには結果が出なかったのです。

やりました〜!

15:15

本日の終着点

プレグントーニョに到着しました。

ご主人様も、

とても嬉しそうでした。

やはり巡礼路では何かが起こるんです。

さぁ、

明日は、この場所からスタート!

頑張りましょう!

愛の後悔!

AM8:35

ホテル Complejo La Cabana を出発

パラス・デ・レイの市街地に向かいます。

今日の予定は、

パラス・デ・レイからメリーデまでの

16kmを歩きます。

朝焼けがとてもキレイです。

AM8:47

サン・ティルソ教会にやって来ました。

スタンプを貰いたかったのですが、

まだ開いていませんでした。

残念!

街中のバルでトイレ休憩

サン・ショアン村

手前の国道のバスが目的地。

では、参ります!

市街地の中心に、

巡礼のモニュメントがありました。

AM9:16

パラス・デ・レイとのお別れです。

もう少し滞在したかったなぁ〜。

しばらく国道沿いを歩きます。

メリーデまでの地図が出ていました。

うーん、かなりあるなぁ!

まだ歩き始めたばかりですが、

坂上さん、

今日は調子良さそうです。

ストライドも大きく歩けていますね。

AM9:39

サン・ショリアン村の手前で

バスと合流しました。

次の目的地は、カサノバです。

シゲノさん、

本日も宜しくお願い致します!

AM9:59

サン・ショリアン教会

神父さんからセージョ(スタンプ)を押してもらいました。

ありがとうございました😊

ここからは登りが続きましたが、

しっかり歩けています。

一晩で回復できたようですね。

坂上さんのお姉さんも、

今日は、

かなり調子が良いです。

AM10:45

カサノバのバルに到着しました。

次は、

オ・コトに向かいます。

皆さん、シゲノさんで〜す!

今日は、

全行程の16kmを

昼食前に終えてしまおうという

強行軍なのです。

なぜなら、

目的地のメリーデは、

タコが名物。

昼食で美味しいタコを食べるために!

巡礼路の道端には、

クロッカスがたくさん咲いています。

春の花だと思っていたのですが、

秋にも、咲くんですね〜。

この巡礼路では

紫色のクロッカスしか見かけません。

なぜかしら?

皆さん、

紫色のクロッカスの花言葉をご存知ですか?

「愛の後悔」だそうです。

う〜〜〜ん、

いかにも巡礼に相応しい花ですね〜。

AM 11:51

オ・コトのバルに到着しました。

ここでも

お約束のオレンジジュース!

さて、

いよいよ本日の最終地点、

メリーデを目指します。

美味しいタコが待ってるから、

頑張りましょう!

今日のコースをほぼ一緒に歩いている

カナダの女性の巡礼者がいます。

バルでの休憩の度に会うので

挨拶していました。

女性がたった一人での巡礼は、

勇気がいりますよね。

この装備やスタイルも

めっちゃかっこいい!

先程のバルの水道で、

Tシャツを洗濯していたのですが、

それをリュックにつけて干しながら歩く!

これはまさにシャーリーマクレーンが、

巡礼していた時のスタイルです。

シャーリーマクレーンに逢えた!

これは奇跡です!

こうなったら追いかけるしかない。

クロッカスの花言葉は「愛の後悔」???

なんのこっちゃ!

果たして本物の巡礼者は、

どのくらいのペースで歩き休憩をするのか?

動向をリサーチさせて頂きました。

決してストーカーではありません(^^)

リスタブルGPSが本領を発揮。

計測では時速4.8kmで歩いていました。

私たちより少し速いくらいのペースです。

今日はかなり暑いせいか、

水道を見つける度に休んでいました。

歩く速度は速いのですが、

休憩する頻度が多いので、

すぐに私たちに追い越されていきます。

13:14

ローマの橋にやって来ました。

どうやら、

ここでも休憩するようです。

800kmを歩いているとしたら、

疲労の蓄積も半端ではないでしょうし、

リュックの重さも

私たちとは比べ物になりません。

こまめに休憩を取らなければ

歩けないです。

無理せずに頑張ってほしいです。

ここで記念写真を撮って、

カナダのシャーリーマクレーンと

お別れしました。

「ブエン カミーノ!」

無事にサンティアゴに着くことを

祈っています。

さて、この橋を渡り

メリーデの街に入りました。

タコ屋さんに向かっているのですが、

最後の登り坂がけっこうキツかった!

13:55

タコ専門店 A Garnacha 到着。

あまりのタコの美味しさにビックリ!(◎_◎;)

これで明日も頑張れます。

ご紹介します!

今日の予定は

トシボ村からパラス・デ・レイまでの

約20kmを歩きます。

AM9:18

昨日の終点、

トシボ村からスタートしました。

今日の天気予報は晴れ☀️

予報通り、雲一つない青空です。

これが、

スペインの灼熱の太陽。

今日は、

初めて雨具無しで行けそうです。

やっぱり、晴れてくれると

気持ちも明るくなりますね。

サンティアゴへの巡礼路は、

東から西へ向かっています。

そのため、

午前中は

背中に太陽を受け、

午後からは

左側から太陽光を浴びて歩きます。

今日も

幻想的な景色を見ながら歩いています。

毎日が非日常的、

このルーティンにも徐々に慣れてきて、

楽しくなって来ました。

10:05

最初の休憩地点、

ゴンサールに到着しました。

お約束の、生搾りオレンジジュース!

グラス一杯に、バレンシアオレンジが5〜6個使われています

日本で飲んだら大変なお値段になりますね。

このお店では1.3€(日本円で180円位)

これならガブガブ飲めちゃいます(^o^)

ちなみに千疋屋本店で、

オレンジジュースが、1,210円です。

さて、

話しを逸らしている場合ではありません。

次の目的地は、

オスピタル・デラ・クルースです。

ト◯マさん、早く飲んでくださ〜い!

行きますよー。

という事で

10:19

出発しました。

今日の行程は、

かなりの長距離になるので

心配していましたが、

案の定、

Team SKG にも、

疲れが見え始めました。

目の前は、

広大な大地が広がり、

道はどこまでもどこまでも

果てしなく続いています。

絶景も時に、

巡礼者にとっては、

気が遠くなるような風景に映ります。

今回の参加者は、

60代〜80代の方が参加しています。

かなり過酷なスケジュールなのですが、

ここまで脱落者も出ずに皆さんが楽しく歩けているのは、

1時間〜90分に一度、

休憩を入れるタイミングにあります。

ちょうど良い場所にバルがあれば、

トイレ休憩とコーヒータイム。

バルが無いところでは、

バスを待機させて

飲料水の補給や

休憩が取れるようにしています。

今日はポカポカ陽気で、

牛ものんびりしています。

気持ち良さそうです。

12:05

ヴェンター・デ・ナロンに到着しました。

こちらで昼食。

今日で、巡礼3日目

坂上さんなのですが

疲労の蓄積で、

今日はかなり速度も落ちて来ています。

右の股関節も痛いとのことでした。

連日、

ホテルに戻ってからは、

しっかりコンディショニングとケアをしているのですが、

昼食後、

ここでも急遽、

ベンチでコンディショニングを行うことにしました。

なんとかホテルまで持って欲しい。

牛も心配そうにこちらを見ています。

はい!

そんなことはありません^_^

こういう時に限って、

歩きづらい難所が続きます。

これも神が与えし試練なのか!

【ラメイロスの十字架】

16世紀に建てられた、

巡礼路で最も古い十字架です。

表にはイエス・キリスト

裏には聖母マリア

が、彫られていました。

14:19

アイレーショに到着。

お店によって、

ジューサーの形も様々です。

私の血液はオレンジジュースで出来ています。

それにしても長い一日です。

まだまだ歩きます!

次の目的地は、ブレアです。

そうだ!

大変失礼しました。

いつも出てくるこちらの男性。

私たちのガイドであり

ナビゲーターであり、

添乗員でもある

シゲノタダシさんです!

ご紹介が遅れて申し訳ありませんでした。

この道何十年の

超ベテランです。

いつも一行の最後尾について、

歩いてくれています。

私たちの守護神的存在。

サンティアゴ巡礼の添乗員は、

普通の観光旅行のガイドでは務まりません。

我々と同じ距離を歩かなければなりませんし、

不測の事態にも

冷静に対処しなければならない点など、

通常の観光ガイドの

3倍くらいの労力が必要になります。

体力だけでなく、

豊富な経験や知識、

高いスキルが要求される仕事ですね。

私たちが

温かいお人柄と優しさに

どれだけ励まされていることでしょう。

感謝です。

それにしても、

どこまでもどこまでも果てしなく続く道。

道に終わりはありません。

サンティアゴまでの道のりは厳しいですね。

ところが、

坂上さんのペースが上がってきました。

先程のコンディショニングが功を奏して、

痛みが消えたそうです。

15:45

ブレアに無事到着。

ホテルまで、あと少し!

頑張りましょう!

という事で、

再び、シゲノさんで〜す。

あと30 分歩けば、

そこが本日のゴール地点、

宿泊先のホテルになります。

Let‘s Go!

16:26

パラス・デ・レイに入りました。

あと少しです。

16:38

ホテル La Cabanaに到着。

巡礼路沿いにあるホテルです。

サンティアゴまで、68.014km

明日はここからスタート。

お疲れ様でした。

虹の架け橋🌈

本日の予定は、

フェレイロスからポルトマリンを経てトシボ村までの

約15kmを歩きます。

AM9:45

フェレイロスのバルに到着。

このお店の前に指標が出ています。

サンティアゴまで、100.746km

今日は、ここから歩きます。

その前にバルでコーヒータイム。

最初の目的地は、メルカドイロ。

ちょっとホワイトボードには間違ってメルカドレスになっています。

AM10:00

出発しました。

今日もあいにくの雨。

746m歩いた所に、

ちょうど100kmの指標がありました。

とりあえず、

近くにいた皆さんと記念撮影。

いざサンティアゴへ!

頑張りましょう!

サンティアゴ巡礼の証明書を貰うには、

徒歩で100km以上歩かなければなりません。

ですので、

フランス人の道で100kmを目標に歩く巡礼者は、

フェレイロスからスタートします。

雨が上がりました。

このまま晴れて欲しいです。

昨日のダメージも

さほど残っていないようで

安心しました。

順調な滑り出しです。

牧場の脇を抜け、

山道を50分ほど歩きました。

最初の休憩地点に到着。

次の目的地は、

ニーニョ川の橋を渡った所、

ポルトマリンに向かいます。

この道中で、

もの凄いドラマが待っていました。

なんと目の前に大きな虹が出たのです!

突然の天からの祝福に

歓喜の声が上がりました。

さぁ、

消えないうちに記念撮影!

バッチリですね。

こんな写真は滅多に撮れません。

画像では、

よくわからないのですが、

二重の虹なのです。

この画像だとわかりますか?

通常、

虹はあっという間に消えてしまうのですが、

かなり長い間、

私たちを見守っていてくれました。

しかも、

始まりから終わりまで、

こんなにきっちり見える虹は珍しいです。

Team SKGも、

虹の麓に向かって歩いて行きました。

12:44

ニーニョ河にでました。

大きな橋が架かっています。

橋を渡った所が、

ポルトマリンです。

13:04

サン・ニコラーオ・デ・ポルトマリン教会

13:18

レストランPEREZに到着。

ここで昼食になりました。

14:45

本日のラストスパート!

再びニーニョ河を渡り、

トシボ村へと向かいます。

ここからは、

しばらく登りが続きましたが、

かなり頑張っています。

バスが見えてきました。

 

16:24

本日の終着点

トシボ村に到着です。

先頭グループからは

だいぶ離れてしまいましたが、

今日も無事に完歩しました。

サンティアゴまで、

あと87.336km

明日は、ここから歩きます。

今日は、

なんと言っても

この虹のパワーに励まされました。

大自然の恵みに感謝!

巡礼開始!

いよいよ

巡礼路を歩く日がやって来ました!

ポンフェラーダのホテル

AC Ponferradaを

AM 8;55出発!

まずは、

ちょこっと寄り道して、

ポンフェラーダ城の見学。

まだ薄暗いポンフェラーダの街の中に

重厚な存在感で立ち誇っていました。

ここも巡礼路のようですが、

ここからは歩きません。

城門の前で記念写真を撮り、

すぐに

オ・セブレイロに向けて出発しました。

今日の予定は、

オ・セブレイロからポイオ峠までの、8.5km。

まずは肩慣らしという事らしいのですが、

最後に難関の登り坂があるそうです。

しかも、

初日からこの悪天候。

かなり寒いですし、

厳しい状況になりそうです。

ここセブレイロ峠は、

標高1300mに位置し、

気温も低く霧に包まれている事が

多いそうです。

フランス人の道で

最後の難所と呼ばれています。

AM10:05

坂上さんが、

オ・セブレイロの地に降り立ちました。

軽く歩いて、

地面の感じやコンディションを確認しているようです。

まるで、

選手が試合会場入りした時と同じような緊張感。

ここは、

サンタ・マリア・デル・レアル教会

サンティアゴ巡礼路である「フランス人の道」の中で、

一番古い建造物。

こちらで、

巡礼手帳に最初のスタンプを押して貰いました。

巡礼初日に

この教会に来たのには

意味があって、

ここで祭司をしていた

エリアス・バリニャ氏が、

ロンセスバリェスからサンティアゴまで

「フランス人の道」の全行程に

黄色い矢印をつけました。

サンティアゴ巡礼に

最も影響を与えた人物と言われています。

となれば、

やはりここから歩くしかないでしょう!

出発前に、

バルでトイレを済ませてコーヒータイム。

こちらには、

お土産品や巡礼グッズも

数多く販売していました。

あまりの寒さに、

Buffのネックウォーマーの

冬バージョンを買いました。

ここまでの寒さを想像していなかったので、

先が思いやられます。

最初の目的地は、

ここから約4kmのリニャーナス村。

AM10:45

いっせいにスタート。

やはり皆さん速いですね〜。

あっという間に霧の中に消えていきます。

最初の指標が見えてきました。

これからゴールまで、

この矢印を追いかけて進んでいきます。

ここで、

サンティアゴまで

159kmになっていました。

先頭グループから遅れているとはいえ、

さほど離されてはいません。

かなり頑張っています。

「人工股関節手術をしなければ歩けない。」と、

医師から告げられていた坂上さん。

出会ったのは今から二年前の万座温泉日進館。

それからは、

現代医療と決別して

筋力トレーニングで克服することを決めました。

翌年12月には、高尾山に登頂成功。

長年の夢であった、

サンティアゴ巡礼の実現に向けて

さらにトレーニングを加速させて行きました。

今回、

どこまで歩けるかは分かりませんが、

今こうして、

この場所にいるだけでも奇跡なのです。

でも、ここまで来たら、

是非、踏破して欲しい。

そんな想いで、

一緒に歩いていました。

上りになると少しキツそうでしたが、

しっかり足も前に出ていました。

やがて、

リニャーレス村が見えてきました。

最初の休憩地点のバルに到着。

ここまで、

3.329km

所要時間58分48秒

次に向かうのは、

サン・ロケ峠。

時より、

ニワトリが道を横切ります。

日本では、

なかなか見ることが出来ない光景ですね。

リニャーレス村を後にします。

雨が上がりました。

気分的には、だいぶ楽になりますね。

山道を下ったり上ったり、

国道の脇を通ったり、

変化に富んでいて面白いコースです。

安心したのも束の間、

いきなり雨が降ってきたりしていますので

油断ができません。

まぁ、今日はずっとこんな天気でしょう。

さて、

巡礼者の像がある、

サン・ロケ峠に到着しました。

とりあえず、

Team SKGの記念撮影。

その後、

オスピタル・デ・コンデサで休憩、

本日の終着点、

ポイオ峠に向かいます。

最後の登りがキツかった!

それでも、なんとか

14:38

ポイオ峠に到着しました。

「もう、明日は無理かも‥‥‥、」

なんて弱音が微かに聞こえてきましたが、

明日も頑張りましょう!

古代ローマ時代にタイムスリップ

マドリードでの朝を迎えました!

朝7:00でも外は真っ暗です。

ここは宿泊しているホテル

Crown Plaza Madrid Airport

朝食から美味しくて嬉しいです。

もちろんオレンジジュース飲み放題。

今日は、

レオン市内の観光と

巡礼手帳を頂くのが主な予定なので、

まだお気楽ムードです。

AM9:00

ホテルをバスで出発して

レオンの街に向かいました。

いきなり目の前に現れたのが

レオン大聖堂

早速、

Team SAKAGAMI で記念写真

レオンなどスペイン北西部は、

古代ローマ時代や中世の建物や、自然、食文化が、多く残されています。

まずは、食文化。

オスペデリア・フェルナンド1にて、

シーフードパエリアを頂きました。

新鮮な魚介類のエキスがしっかりとお米の中に凝縮されていて、とても美味しかったです。

スペインの味を満喫しました。

その後、

レオン市内を観光して、ローマ時代の建造物や街並みを見学。

さて、そんな中、

我が Team SKG ですが、

一抹の不安も出てきました。

今回のサンティアゴ巡礼は、

私たち4名を入れて総勢15名で、約100kmを歩くのですが、

参加者の皆さん、歩く速度がかなり速いのです。

昨日の空港でのトランジットでも、

皆さんから、

どんどん引き離されて集合場所にも遅れて到着してしまい、

かなりご迷惑をかけてしまっている空気が流れてしまいました。

街並みをプラプラ移動するだけでも、

この速度だと、

明日からの巡礼路がかなり心配になって来ました!

とにかく

最善を尽くして行きましょう!

こちらは、レオン王家の霊廟です。

そして、

サン・イシドロ教会

こちらで、

巡礼手帳(クレデンシャル)を頂きました。

明日から頑張ります!

最後に、

レオン大聖堂の中を見学したのですが、

いやー、

本当に素晴らしかったです。

この大聖堂は、

13世紀、古代ローマ時代の公衆風呂、

テルマエロマエの跡地に建てられました。

壁一面に貼り巡られているステンドグラスラからは、

太陽光が教会内に注がれ、

幻想的な美しさを醸し出していました。

【デスマテリアリサシオン】

壁面の石の使用を極力減らし、

ステンドグラスが張り巡らすことで、

教会内を明るくしているのだそうです。

まだまだお伝えしたい事は、たくさんあるのですが、

何せ、明日から過酷な日々が続きますので、今日はこのくらいにしたいと思います。

日本に帰った後、気が向いたらもう少し書いてみるかもしれません。

ではでは!

巡礼路への扉

人生は、巡礼です。
歩きながら祈り、祈りながら歩く、
話しながら歩き、歩きながら話す、
永遠を思い考えながら歩き、歩きながら思い考える……
神の創造の働きを賛美しながら。
巡礼は心と体の健康のため、信仰を深めるために最高です。
(東京大司教 ペトロ 岡田武夫)

今、成田の北ウイングにいます。

この不思議な縁がなければ、ここにいる事はありえませんでした。

まさに天から導かれたとしか言いようがありません。

サンティアゴ巡礼に向かう人々の目的は様々。

基本的にはカトリックの巡礼路なので、キリスト教の信仰を深める為に歩く方が多い。

キリスト教の信者ではない人も、多く訪れます。

人生を見つめ直す為であったり、自分探しであったり、限界に挑戦するため、文化的興味など多種多様です。

私もキリスト教の信者ではありませんし、宗教家でもありません。

もちろん仕事で行くので、最大の目的は、ここまでトレーニングを積んで来たクライアントが、無事に巡礼路を踏破できるようサポートすることです。

ただ、

それだけでは無いような気がします。

カミーノの著者、

シャーリーマクレーンもキリスト教の信者ではありませんでした。

(以下抜粋)

北スペインに、サンチャゴ・デ・コンポステーラ・カミーノと呼ばれて、何世紀にもわたり、多くの人々がたどった有名な巡礼の道がある。

その「道」という意味の「カミーノ」は、銀河の真下に横たわり、大空にある星々から流れ出しているエネルギーを反映しているレイ・ラインに沿っていると言われている。

東洋哲学では、この地球上の霊的な生命の力は、プラーナとよばれている。

このプラーナは太陽の生命力としっかりとつながっており、すべての生命にエネルギーを与えている。

この生命力はレイ・ラインと呼ばれているエネルギーの線にそっている場所で、特に強烈だと言われている。

これらのレイ・ラインは地球の霊気の基本構造を形作っている。

レイ・ラインは通常ほとんどまっすぐに伸びているが、幅と強さは場所によって異なっている。

レイ・ラインの交わる場所は、砂時計の形をしており、中央の低い部分が地球の表面と交差している。

レイのエネルギーは、地表の上部と下部に半々に存在している。

そのエネルギーは非常に高い波動を発しており、

人の意識がこの高い波動に触れると、思考、体験、記憶が明晰になり、啓示がおこるそうだ。

レイ・ラインのエネルギーは、人間の脳を作っているエーテル体と物質の波動の波動数をたかめる。

このエネルギーの刺激によって、いままで抑圧されていた意識的な気づきや情報が上面に表れてくるのだ。

このエネルギー を受けた人は、好い意味でも、悪い意味でも、霊的に敏感になるので、不安になったり、恐怖感を感じたりすることもある。

このレイ・ラインは、太陽に関連した地球の霊的なエネルギーを帯びているばかりでなく、ほかの宇宙や星々に関連したエネルギーにもつながっている。

地球のレイ・ラインにそって存在するカミーノは、フランスに始まりピレネー山脈を超えて、北スペインを東から西へと延び、サンチャゴ・デ・コンポステーラに世界的に有名な素晴らしい大聖堂が建っている。

そこには聖ヤコブの遺骨が埋葬されているといわれている。

わたしはかつて一度も宗教的であったことはなく、そのかわりに霊性を探求するほうを選んできた。

そのために、わたしがカミーノに興味をもったのは、レイ・ラインエネルギーそのものと、800キロの道のりに徒歩で挑み、巡礼というものが要求している、我とわが身をどうしようもない状態に追い込み、弱みをさらけ出すというところにあった。

神と自分自身に対して完全に降伏する体験をしたいというのが、この道を歩きたいという人たちのほとんどの動機なのである。

カミーノを歩かなければならないという最初の思いは、1991年、ブラジルで起こった。

わたしの30年来のマネージャーが、手書きで差出人の名前が書いていない手紙を届けてくれた。

私は彼を信頼していて、彼が重要だと直感した場合、わたしは彼の言うことを聞くことにしている。

今世界で体験されている非常に多くの苦しみは、自分の中にこれまで詰め込んできたものを空にし、将来、私たちが本来的に享受すべき喜びのための空間を作る作業である、とわたしは信じている。

私たちは人間として、喜びを追求する道徳的な義務がある。

そうすれば、神と同調できるのだ。

しかし、わたしたちは自分について理解していることのもっと奥にあるものを認めなければならない。

なぜならば、そこに、私たちの対立、孤立、混乱、にくしみ、神からの乖離の歴史があるからだ。

もしむかしの感情と平和的関係を結ぶことができれば、わたしたちは喜びを追求する道義的義務に沿っていきる能力をもつようになると、わたしは思っている。

カミーノに沿って西方への旅をしている間、わたしは時間をさかのぼって、今の私と私たちを今のようにした体験が、まさに始まった場所へ向かっているような気がした。

それは神話的でかつ想像上の体験だったということができる。

でも、想像や神話とはいったい何なのだろうか?

意識がつくりだすすべての幻想は、何らかの記憶に基づいているのだ。

さもなければどうしてそこにいるのだろうか?

(抜粋ここまで)

と、書き綴っているうちに、

アムステルダム、スキポール空港に到着しました。

11時間15分のフライトでしたが、

休む間もなく、

トランジットでマドリードに!

眼下には、

スペインの褐色の大地が広がってきました。

 

またまた機内食タイム。

実は、エコノミーだったのですが、坂上さんのご主人がビジネスクラスを譲ってくださり、恩恵を受ける事ができました。

 

ビジネスクラスの機内食は、ビーフステーキ。

上質なお肉を堪能しました!

そして、スペインに行かれた方から、

とにかくオレンジジュースが美味しい、と言われていたので、

巡礼路で飲むのを楽しみにしていたのですが、

機内の飲み物にもあったので、早速飲んでみたところ、ビックリするような美味しさでした!

スペインでは、名産のバレンシアオレンジを生搾り100%が当たり前の国なのです。

日本では、果汁100%と言っても、濃縮果汁還元が主流ですので、国内ではほとんど飲みません。

ジュースバーなどで、ストレート果汁を提供する店もありますが、金額的には高くなります。

スペインでは、まるで水代わり!

これから毎日飲みたいと思います!

スペインの灼熱の太陽が地平線で迎えてくれました。

先程の話しに戻りますが、

今、世の中も混迷の時代を迎えて、多くの方が不安を抱えながら生きていると思います。

自然災害、経済問題、人権問題、政治的な問題、戦争の問題、健康の問題、人口減少の問題など、将来に対する不安は尽きません。

インド暦やマヤ暦が、2020年3月20日までしか記されていないのは、この日に人類が滅亡するのではないかとの説があります。

少し前までは、単に都市伝説だと思っていましたが、最近の異常気象による各地での被害状況をみても、地球に異変が起き始めていると感じざるを得なくなっています。
これからの人生を歩んでいく上で、自分の努力で克服できることと、どうしようもない事があります。
私の意識の奥底にある迷いや不安、視力ではどうしようもない局面に差し掛かった時の答えがここにあるかもしれません。
シャーリーマクレーンを始め、多くの方がカミーノで掲示を受けています。
今、この機内にいるのは、何かしらの掲示を受ける為に、レイラインを歩かさせられる運命なのだと確信しています。

何が待っているのか!

もうすぐマドリードに到着です。

 

最終調整!

明日、

スペインに出発します。

今日は、

自分自身のカラダの最終調整を行いました。

お客様をサポートするにも、

自分が倒れてしまっては元も子もありません。

まずは、

銀座にある【水素座】で、水素療法。

悪玉活性酸素を除去して、全身の細胞を活性化しました。

約一か月、

通い続けていますが、

本当にカラダが変わって来ました。

水素療法の効果については、

いずれ皆様にご紹介したいと思います。

その後、

CutQuartet に向かい、ヘアカット!

オーナーの名村さんにカットして頂きました。

今回は気合いを入れて、

バリカン2mmに挑戦しました。

この卓越したカットテクニックと、

明るい笑顔から、

いつもパワーをたくさん頂いています!

感謝(^^)

最後は、

上野の六龍鉱泉

昔ながらの銭湯ですが、

黒湯の天然温泉です。

しかも、湯温が47℃!

しっかり超高温浴で

エネルギー充填しました。

明日は出発が早いので、

今夜は早めに寝ます。

皆さん、お休みなさい。