今回がクライマックスかなぁ〜

な〜んて思った方もいらっしゃると思いますが、

これだけ大変な思いをしたのに、

そう簡単に、

この物語を終わらせる訳には参りません。

湘南ビーチを江ノ島に向かって海岸線を歩いていると、

チャコの海岸物語で有名な、

烏帽子岩(えぼしいわ)が見えてきます。

すると、

目の前に烏帽子岩のような帽子を被って歩いている女性が、

目に入って来ました。

ちょうど時期がハロウィン🎃なのですが、

烏帽子岩にしか見えなかったのです。

平塚あたりから、

抜きつ抜かれつ、

同じようなペースで歩いておりました。

稲毛神社のエイドステーションで、

たまたま相席になり、

言葉を交わした事をキッカケに、

川崎あたりから、

たまにお話ししながら、一緒に歩いたりしていました。

2019年に、一度挑戦したそうですが、

その時は、

魔の第2CPでリタイアしたそうです。

今回は、そのリベンジを果たすべく、

頑張っていらっしゃいました。

女性が一人でこの大会に出場するって、

勇気がいることだと思います。

前回リタイアした時は、

真っ暗な公園のベンチに毛布一枚で、

始発が動くのを待ったそうです。

歩き続けるのも過酷ですが、

リタイアした後も過酷なのが、

東京エクストリームウォークです。

他にも、

過去三回出場して三回リタイア。

今回4度目の挑戦だという方もいらっしゃいました。

初めて出場して完歩するのは、

かなり難しいのかもしれません。

女子トークに花が咲いていて、

私の入る余地はありません。

藤原選手も鈴ヶ森を出た後は

電池切れになってしまい、

スピードが一気に落ちました。

こういう時に、

会話が弾む話し相手がいるのは

本当に助かります。

「旅は道連れ世は情け」

こんなご縁があるのも、

大会の楽しみの一つかもしれません。

さて、

AM9:19

目の前に朝日新聞本社が見えて来ました!

いよいよ、

クライマックスを迎えます。

【つづく】