今年も、担当しているプロ野球選手の自主トレが終わりました。

選手の皆さん、お疲れ様でした。

あとは、怪我する事なく、キャンプで首脳陣の目に留まる活躍をして、オープン戦、レギュラーシーズンに弾みをつけてほしい!

今はそんな思いで一杯です。

今年、初めて私のBoot Campを受けたジャイアンツの青山選手。

昨年のシーズンが終わった直後の11/14から肉体改造を始めましたが、初日は、かなりキツく感じたらしく、これから約二ヶ月半、保つのか心配だったそうです。

運動能力を含めた、肉体改造をしていくには、やはりオールアウトは欠かせません。

身体の中のエネルギーを全て使い切るトレーニングです。

体内の酸素を使い切り、解糖系エネルギーを使い切る事で、代謝系エネルギー回路と運動神経系伝達システムの超回復が起こります。

もちろん筋肉の超回復も起こるのですが、スポーツ選手の場合、ただ筋肉量と筋出力を増大させれば良い訳ではありません。

まずはスポーツ競技力を向上させなければ意味がないのです。

例えば、神経系のトレーニングを重ねて行くと、動きはみるみる良くなっていきます。

スピードもUPしていきます。

ただそれと共に、筋肉量が減少していくのです。

やはり人間のDNAの中には、速い動きをするには体重を落とした方が良い!というようなプログラミングがされているのだと思います。

プロ野球選手の場合、シーズン半ばの暑い時期や、疲労が蓄積されて来た頃に体重が減少してくる傾向が多く見られます。

筋肉量が減少してしまうのだと思いますが、こうなるとパワーやスピードが落ちるだけでなく、判断力や集中力も落ちてしまうのです。

多くの選手がこの時期に成績が落ちて来るのに対し、いかにそれを落とさない肉体を作るかが、私のBoot Campのテーマです。

それには、全身のエネルギーを枯渇させて、全ての回復力を促して行きながら、筋肉量を増やしていくことが重要だと考えます。

ただし、このトレーニングは、確かに辛いのです。

いわば自分の限界を超えるトレーニングでもありますので…

こういったトレーニングをすると、その次の時には、今まで出来なかった動きが良くなったり、パフォーマンスが向上している事を実感する選手が多いのです。

プロの世界は結果が全てです。

ましてや楽して通用する世界ではありません。

私が携わった全ての選手が、良い結果を残し、悔いのない選手生活を送ってくれる事をいつも考え、祈っています。

青山選手も、今年は勝負の年!

是非、頑張ってください。

応援しています。