昨日、
無事に巡礼が終わってホッとしています。
今日は朝から市内観光をして、
午後、サンティアゴ空港からマドリードに行きます。
巡礼シーズンから、やや外れた時期であったので、人も少なく、大聖堂や市内をスムーズに見学する事ができました。
大聖堂は来年まで工事中の為、
入れる場所に制限がありましたが、
聖ヤコブ像との抱擁と、お墓を見ることは出来ました。
現在工事中の、
西側の門。(2020年完成予定)
この門の名前を忘れてしまいましたが、かなり歪んで作られています。
これが、
デザイン的に美しいからでしょうか?
こちらは、大聖堂の外観です。
重要文化財であり世界遺産である大聖堂。
外観もたくさん写真に収めたのですが、
撮れば撮るほど、おかしい事に気づくのです。
建物の真正面から撮ろうとしても、
どこが真正面だかわからない!
どこから写しても傾いているように映るのです。
よく見たら、
向かって右側の塔が傾いて作られていたのです。
ここでも、日本の神社と同じような事が行われていたんですね。
サンティアゴまでの巡礼は、
古代ローマから中世にかけての歴史を学ぶ旅でもあったわけですが、
それは、
殺戮、略奪、洗脳、支配の歴史を再認識する旅と言っても過言ではありませんでした。
レオンからサンティアゴまで、
歴史的建造物の数々を見て回ってきました。
大聖堂や博物館の表や壁面には
芸術的な彫刻や絵画が残されていましたが、
おぞましい内容の物が多かったです。
国王はいつの世も自分の身に危険が及ぶことを恐れていました。
時の権力者は、庶民を洗脳する為に、宗教を利用して来た事がよくわかります。
神様の存在をいつの間にか、
「国王が神である」
という概念にすり替え、
刃向かったり、背いたりすれば地獄に落ちると、
人民を洗脳して行ったのです。
地球上のレイライン上にある、フランス人の道。
宗教や信仰に関係なく、ここを歩けば、何かしらの変化がもたらされる。
これは自然の摂理なので邪魔することはできません。
ここを訪れた巡礼者の霊性が上がるのを、時の権力者は恐れたんでしょうね。
一人一人の次元が上昇してしまえば、支配できなくなり都合が悪い。
巡礼の終着点である大聖堂を歪ませる事で、
霊性を減衰させる小細工も
当時のまま残されていました。
あくまでも
私の妄想と推測ですので‥‥
当時、
サンティアゴに巡礼すると、
「全ての罪が赦される」という事で、
聖ヤコブに救いを求め、
多くの人が命をかけて800kmを歩いた巡礼路。
そもそも「罪」って何ですか?
と、疑問に思うのですが、
それだけ、大変な時代だったのでしょう。