牛に引かれて〜布引観音温泉

信濃四大伝説の一つ。

「牛に引かれて善光寺参り」

布引観音・布引山釈尊寺に参拝しました。

元々、

全く予定もしていなかった参拝なのですが、

いつも行っているカフェが閉まっていた為に、自然に導かれて、

来させて頂く事になりました。

布引観音の伝説を読んでみると、

やはり導かれて来たのだなぁ〜と思いました。

「牛に引かれて善光寺参り」

信濃国に性根の悪いお婆さんが住んでいた。 

ある日、川で布を洗濯していたところ、一頭の牛が現れて角で布を引っかけ走り出した。お婆さんはその牛を追いかけ、善光寺まで来てしまった。

日が暮れて牛が入っていったお堂にお婆さんも入ってみると、光明に照らされて、牛のよだれが「牛とのみ思いすごすな仏の道に 汝を導く己の心を」と読めた。

するとお婆さに菩提心が芽生え、すっかり信心深い人間に生まれ変わってしまった。 

後日、近くの観音堂を詣でると、堂内の観音様に牛にさらわれた布がかけてあった。

それを見たおばあさんは、牛と思ったのはじつは仏様の化身と知り、ますます善光寺への信仰を深めて往生を遂げた。 

この牛に化けていた観音様が

布引観音だったということです。

この断崖絶壁に建てられた観音堂を参拝するには、

険しい山道を15分くらい登って行かなければなりません。

登山口には、

杖が用意されています。

登山道は階段に整備されているのですが、

一段一段がかなり高く、

勾配もキツめです。

途中には、

善光寺穴や二段滝など、

風光明媚なポイントがいくつかあり、

とても楽しめます。

10分くらい登ると、観音堂の入口がありますが、ここは封鎖されていて、ここから登る事は出来ません。

それにしても、観音堂はまだまだ遥か上です。

不動滝まで来ると、

光のシャワーが舞い降りて来ました。

神の祝福ですね〜。

感謝!

釈尊寺の境内に到着。

本堂の目の前に観音堂が見えます。

奥は浅間山です!

境内をグルッと回って、

岸壁のトンネルをくぐります。

トンネルを抜けると、

観音堂が現れます。

それにしても、よくこんな場所に建てられたなぁ〜と、

日本の古来からの建築技術に感心してしまいました。

こちらに

伝説の牛に化身していたと言い伝えられている

布引観世音が鎮座しています。

中から、先程の本堂が見えます。

ここから断崖を見下ろすと、

かなり、すくみます!

勇気を出して、前まで来ました!

皆さん、

見えますか〜?

ここで〜す(^^)

さて、無事に参拝を終えた後は、

布引観音のパワーを引き継いでいる

布引観音温泉に寄らせて頂きました。

入口の前には、

飲泉所があります。

手前が温泉、奥が深層水です。

温泉は塩化物泉

深層水は、柔らかく本当に美味しい水でした!

浴槽は、3つ。

源泉掛け流しの熱めとぬるめ、深層水を引いた水風呂があります。

天然温泉と天然深層水の温冷浴を楽しめます。

だ〜〜れもいない温泉で、

のんびりとした時間を過ごす事が出来ました。

桜は咲き始めたものの、

寒い日が続いていますので、

皆様、

体調管理には充分お気をつけくださいませ。