では、山本さんに対するアプローチを開始します。

今日は、デモンストレーションも兼ねていますので、周りの方にも、何をしているのか説明をしながら行わなければなりませんが、精一杯頑張ります。

【立位体前屈チェック】

やはり、骨盤が動いていません。

まず、今日の目標を設定します。

山本さんは、日常生活の中で、まず寝起きするのが、痛みを伴い大変なようです。

痛くて寝返りも満足にできない。

これでは、生活に支障を来してしまうので、今日は、安心して寝起きや寝返りが出来るようにする!

これを目標に設定しました。


【後頭骨と仙骨の連動】

【腰椎のモビリゼーション】

【脊柱ラインの調整】

【仙腸関節の調整】

【腹筋下部繊維の促通】

【前脛骨筋と腸腰筋の連動性強化】


【腰椎回旋筋群の促通】


【上部胸椎の調整】


【肩甲骨・肩甲帯のモビリゼーション】

【三角筋後部〜僧帽筋中部〜菱形筋の連動】

こんな感じでアプローチして行きました。


肩周りも楽になり、左肩甲骨周りに出ていた痛みもほぼ消えました。


写真にはありませんが、寝返りも寝起きも問題なく出来るようになりました。


立位体前屈も、だいぶ出来るようになりました。


上部胸椎の脊柱起立筋群もだいぶ活性化されたので、猫背だった姿勢が良くなりました。

後日、山本さんから、ペインクリニックの予約をキャンセルするとの連絡も頂きました。

めでたし、めでたし(^。^)

湘南鎌倉総合病院 人工膝関節センター

たつみ先生、原先生、理学療法士の皆さん、

そして、未来の医療の役に立てればと、お辛い症状の中、お越し頂いた山本さんに心より感謝申し上げます。